その②からの続きです。
 
ここまでは外観とプレミアムグリーンをお伝えしてきましたが、今回はこの列車のメインキャビンとなる、普通の(?!)グリーン車をご紹介します。
 

■グリーン車

(5〜8号車)
この列車のグリーン車は編成の半分、5〜8号車にあり全104席。
 
海側2席+山側1席の配置でJR東日本の列車にしては余裕が感じられます✌
海側がAB席の2席、山側がC席の1席です。
 
 
上の写真ではわかりにくいですが、天窓から陽の光が降り注ぐ明るい空間で、乗った瞬間に非日常に誘ってくれます。
 
まるでスイスの山岳列車のようです🇨🇭
 
 
都心部では高層ビルもよく見えます。
 
 
明るいベージュのシートモケットは、触りがとても心地よくて快適です。
 
リクライニングこそ手動ですが、レッグレストや可動式枕、シート内蔵の読者灯などグリーン車に相応しい設備です。
 
 
また、コンセントも1席に1つ、肘掛けの前側に付いています。
コンセントは当たり前としても、使いやすい位置に付いているのが嬉しいです。
 
せっかくなので目一杯リクライニングしてみましょう😁
 
 
荷棚も透明になっていて、開放感抜群です🙌
 
 
大型荷物置場は、デッキでなく客室内に配置されているので安心です。
 
 
 
■前面展望 
東京行では、グリーン車の先頭8号車からの前面展望が気になります。
 
 
本当は上の写真のような前面展望を楽しみたいところですが、グリーン車はプレミアムグリーンのように床面がかさ上げされていないため、着席状態だと下の写真のように、あまり良く見えません💦
 
 
前面展望を楽しむには、座布団2枚くらいの持参の上、背筋を伸ばし続ける必要がありそうです😁
 
せめて先頭の8号車だけでも、床面をかさ上げしてほしかったところですが、そこまでは考えなかったのでしようか😭
 
なお座席番号は伊豆急下田方を1番として、東京方が大きな番号になるのが通例ですが、この8号車だけは逆に番号がふられています。
よって、少しだけ前面展望ができそうな8号車の東京方の席は1ABC席となります。
座席指定の際にはご注意ください⚠️
 
 
■特定席
(5号車)
5号車の伊豆急下田方には、車椅子対応の特定席が2席あります。
海側に配置されているので車椅子の方も嬉しいですね🙌
 
 
車椅子から移乗しやすいように、シートが90度回転する仕様になっています。
 
 
また特定席が向かい側(山側)は電動ハンドル型車椅子の利用も考慮してか、座席がない空間になっています。
 
 
5号車は車椅子対応の特定席を含めても14席しか座席がなく、車椅子の方の利用がなければ、実質10名程度しか乗りません。
 
コロナウィルスで密集空間が避けられいる時期でも少し安心できそうです😅
 
 
■多目的室など
(5号車)
大型の多目的トイレと洗面スペースも、特定席のすぐ近くにあって利用しやすい設計になっています。
 
 
スペースも広く使いやすそうです。
 
 
 
こちらは、多目的室。
スーパービュー踊り子号の多目的室には席番号が付与されていて、身障者の方は事前に予約ができましたが、サフィール踊り子号の多目的室には席番がないので、他のJR東日本の列車同様に多目的室の予約はできません🙅
 
 
椅子を変形させると簡易ベッドになるような造りです。
 
余談ですが、東海道・山陽新幹線の多目的室は、予約可能です。
(身障者の方など配慮を必要とする方に限ります)
 
 
最終回その④では、グリーン個室とカフェテリアの様子をお伝えします。