最近割と絵を描いてXに投稿してます。
女の子！#落書き pic.twitter.com/nKsf6oBDNk
— てふ@スタンプ配信してる人 (@tefu_create2nd) January 11, 2024
描きたいもの多いけど、あんまり時間が無かったりしてかけてなかったんですけど、割と描いてる方。
よかったら見てね！
ごきげんよう。井上です。
はてさて。
土曜日ということで、映画を観に行く人も多いかもなぁ…と思って、
久々に映画の話。
色々見てたんですけど、やっぱりこれは見てほしいなと思って紹介したいです。
「PARFECT DAYS」
いやもう、本当に素敵な映画！
見終わった後に鳥肌がぶわってなってました。自分でも信じらんなくて、「え、鳥肌？」って思った。
東京渋谷でトイレ清掃員として、静かに淡々と毎日を過ごしていく平山。毎日同じ時間に起きて、毎日同じカフェオレを買って、毎日同じく空を見上げる。だけどその毎日に同じ日はなく、前日とは違う変化に感情が揺れる平山の生きる日々を描いた映画です。
美しく、綺麗で、こんな日々を送れるのが幸せだなと思えるような映画です。
それに見た人は絶対思うと思います。
役所広司さんのすばらしさを。
本当に素敵な役者さん。
役所広司さんだから平山を演じられたんじゃないかと思います。
見てほしいところはたくさんありますが、何点か…。
①日々の少しずつの変化
毎日同じ時間に起きて、布団を畳み、髭を整え、植物に水をやり、仕事の準備をして、空を見上げ車に乗り込み、いつものトイレ清掃に向かう。終わったらいつもの戦闘に行って、いつもの店で酒を飲む。そんな毎日の中で、少しだけど変化がある。平山の同僚のタカシが金なくて女の子にいいところ見せられない！って言ってきたり、姪のニコが自分の家にやってきたり、育てられそうな新しい植物を見つけたり、○×ゲームの文通だったり、そんな小さな喜びもあれば、悲しみや怒りもあったりして、それでも、毎日同じ日はないんだなと感じさせてくれます。
そして、そんな毎日が幸せだなと思えるし、人にどんな目で見られようと、平山は満足しているんだろうなと感じられる。それがみてて、こちらも幸せになりました。
②構成の見やすさ
わかりやすく「１日」を感じられる構成だと感じました。
いつも朝起きたときはここから始まって、そして終わりはその日のリフレインが入る。見ているこっちも「あ、日が変わった」「あ、こんなことあったな」と思えるので、次の日にどんどんつながっていくように思えます。映画見てるときや、話を聞いてるとき、本読んでるとき時系列がごちゃごちゃになったり、これ何日前の話？ってことあったりしませんか？でも、この映画はわかりやすい、そして見やすく作りこまれているので、よくできてる～って感じました。カンペキ。
③ラストの車
最後の芝居はもう、素敵、の言葉につきます。
ラスト、平山がまたいつものように車に乗ってトイレ清掃に向かいますが、前の日までに起きたことを思い起こしながら運転しているんだと思います。そのときの平山の表情が何とも言えなくて。
声はないのに、すべてを伝えてくる役所さんはとんでもなく素晴らしく、素敵な役者さんだなと思えます。ぜひ、最後の平山に見入ってほしい。
正直山あり谷ありのどんぱちあるタイプの映画ではないので、そういう映画が好きだぜ！って人は物足りないかもしれません。
質のいいお芝居をずっと見れる、そんな映画です。
主人公の平山が言葉数の少ない人間だからこそ、たくさんの方向から役所さんが魅せてくれます。
週末、映画見ようかな、って人はぜひ候補に入れていただければ個人的には嬉しいです。
後は柄本時生さんの演じるタカシのクズっぷりと、なんか憎めないキャラクターもぜひ見てほしい。すごいクズだな…って思えます。すごい。
ぜひ！劇場でご覧ください。
ではでは。
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