7月某日。
関西での休暇は京都で取ってきた。
目的は、はっちょが誇る天下無双の友人集団“五車星”が一人、『風のカゲロウ』に会うためだ。
彼からメールが届いたのが2週間ほど前。
いいもん買ったから見に来て欲しいといっている。
京都を好き過ぎる男が、わざわざ俺を呼ぶほどに見せたいものとは、一体何なのだろう。
当日、今から行く旨を伝えると、今までと違う最寄り駅を指定してきた。
JR京都から一つ先の駅に降りると居ました『陽炎の映像の人』が。
穏やかそうな笑顔は変わりない。むしろ朗らかさが増したようにも見える。
幸せそうやな、チクショウめ~。
「実は家を買いまして・・・」
道すがら告白される。
やっぱりそうか、ええ、ええ、大体想像は着いていましたよ。
そこは死海文書に記載されている通りの展開。
けど確か陽炎さんは前々から、家を買うときにこだわりがあるって言ってたハズ。
それは着いてみて納得。
完全なる“京都の町屋”スタイル!
わお、こだわりはったなァ。
周囲の民家も京都の小道に相応しい雰囲気で、陽炎御殿はしっかり溶け込んでいる。
JR京都駅のたった一駅いくだけで、もうこんなに閑静な住宅地。
夕方には打ち水とかしてそう。
さすがは京の都だ。
外観から判断するに、中は相当アンティークな装いに違いない。
でも実際に入ってみてまた驚き。
しっかりとリフォームされてはるやないですか~。
キッチンは天井からの採光ガラスのおかげで明るく、ダイニングは見晴らしの良いフローリング。
それでいて町屋の雰囲気を醸し出す梁や畳の間も残されている。
中でも特筆すべきは奥にある“箱庭”。
小さいながらも、京都の風情を感じさせる慎ましさがありありとみてとれる。
陽炎氏が浴衣にウチワでくつろぐ絵が浮かぶようだ。
これはまるで「大改造ビフォーアフター」やないですか!
今にも加藤みどりの声が聞こえてきそう。
この日は何と引越して2日目。
荷物のダンボールが部屋の隅に山積みになっていた。
両親すら訪れてない新居に、この俺様が一番乗りだ。
気分が良くなり、来て早々に大胆にも2階のソファーで昼寝したったわ笑
嫁さんも健在。
年末に八坂神社で挙式をしたこの2人。
順風満帆な夫婦の姿に、ちょっとジェラスな感情。
ちゃんと火災保険には入りましたか?
3人で晩御飯へ。
昨年教えてもらってめっちゃ気に入った木屋町の焼肉屋“弘”へ向かう。
ここは「味よし」「雰囲気よし」「床よし」の3拍子揃ったエクセレントな店。
※詳しくは2008年5月19日の『俺の食』日記をお読みください。
1年前と同じメンバーで同じ構図の写真撮影。
落ち着いた入り口の佇まいは全く変わっていない。
変わったことは、写真に写る2人が永遠を誓った夫婦になったということ。
歴史は確かに変わっていっているよな。
※写真左が2008年(奥のほうにいるカップルは今や
2人とも同じ性)
写真右が2009年。、くふぅ、俺も彼女と来たいッ
残念なことは、この日京都は曇りのち雨の天気で、自慢の「床」が楽しめなかったことだ。
鴨川を眺めながらのビールを期待していたんやけど、お天道様には逆らえない。
おとなしく室内での晩餐。
オーダーした肉セット。
はっきり言ってそこらへんの焼肉屋とは一線を駕すウマさです!
やわらかく芳醇。
しつこさがないのに、後味がすっと残る。
1年ぶりの再開。
俺の舌は、胃は、この味を求めていた。
そりゃ値段も張る。けども納得のウマさです。
いやむしろ良心的な価格と言わせていただきたい。
この日は陽炎ワイフの誕生日ということもあり、お2人には全額ご馳走して差し上げた。
というと聞こえは良いな。
実は1年前ははっちょがご馳走になり、次回は俺がご馳走する約束をしていただけの話。
ちゃんとその借りを返すときを迎えて、俺は満足だ。
この「弘」だが、京都市内に複数店舗が存在し、この木屋町店をさらに上回る高級肉を出すお店も存在するらしい。
陽炎の映像の人、来年はその最高級のお店に行きましょう。
あ、でもキッチリ割り勘でネ♪
京都で働きたい、その夢を叶えた。
京都で結婚したい、その夢も実現させた。
京都で家を買いたい、その夢まで成就させた。
彼が願う3つの望み、その全てを手にした、たった数年でのサクセスストーリー。
誠実で前を見据える男には、分相応の見返り。
陽炎よ、次は何を願う?
何でもいいけど、そろそろ幸せのおすそ分けをよろしく!