会社仲間のhirowinを連れて、2人で向かった「ヴェネチアン」。
目的はただ一つ、シルク・ド・ソレイユの公演『ZAIA』を見るためだ。
それを阻むかのごとく押し寄せる、車やアジアでおなじみのバイク集団。
一帯は赤いテールランプの葬列と化した。
ようやくフェリーターミナルから「ヴェネチアン」行きのシャトルバスに乗り換える。
頼む、間に合ってくれ!
『ゴールデンアイ』
初日18:00
アジアでお馴染みのバイク大集団をやりすごし、南下を続けるバス。
室外機を無数につけた、古い高層住宅が乱立する中を縫うようにして続く車道を通り抜けていく。
その階層っぷりがハンパじゃない。10階建て20階建ては当たり前。
そんな老朽住宅の中に突如として、燦燦とした高級ホテルが姿をあらわすんやから笑ってしまう。
通常でも10階以上の建物が無数にはびこっているのに、それらホテルはさらに30階建て、40階建て。
地上を歩いているつもりが、なにやら谷底深い渓谷を歩いているような錯覚に陥ってしまう。
まさに映画『ブレードランナー』の世界。
特にホテル「リスボア」には圧巻。
小高い丘にあがれば、どこからでも全身金ピカのブロッコリーみたいな景観が目に飛び込んでくる。
広大な土地にゆったりと巨大ホテルが立ち並ぶラスベガスと違って、限られた土地の中に強引に詰め込まれた海外資本。
このむっちゃカオスなところが、今のマカオを形作っている。
ヴェネチアン行きのブルーカラーの大型バスは巨大な橋に差し掛かった。
この橋もただの橋ではない。スケールがまるで違う。
全長5kmはあろうかという長大なもので、途中、船をくぐらせるためにジェットコースターのレールよろしく凸型の傾斜がついている。
全ての橋脚にライトアップがされてて、見るも者の目をことごとく奪っていく。
話したとおりマカオは非常に狭い島だ。
わずか品川区くらいしかない。
北側には川を隔てて中国本島が迫っている。
今後のマカオを発展させるために行政は考えた。「よし、南に隣接する島を大開発しよう!」ってな具合に。
マカオ島の南部にはタイパ島とコロアン島がある。
お偉方達はこの2つの島を大胆にも埋め立てて一つの島にして、巨大な人口島を形成。
おかげでマカオの総面積は倍になり、解禁した海外資本が流入したおかげで、南部の島に「ヴェネチアン」やら「ハードロック」やらのホテルが次々に建ちはじめた。
今渡っている橋も、この北と南をつなぐためのもので、こんなばかでかい橋が3本も通っている。
1本でもすげえのに、横に沿って3つの橋が海面に輝く姿は圧巻のひとこと。
到着したタイパ島は、マカオ島と比べて非常に閑静で落ち着いた雰囲気だった。
やはり中心地は北側というわけか。
そこにそびえる大きな建物。
え、どこかのお城???
これこそが「ヴェベチアン・マカオ」。総客室数3,000部屋という、マカオ一ビッゲストなホテルなのであった。
ヴェネチアの宮殿をモチーフにした内装は、「ヴェベチアン・ラスベガス」と比べ何ら遜色ない。
むしろこちらの方がよりグレードがあがっているみたいだ。
あまりの広大さに迷子になるhirowinとハッチーニ。
それでもなんとか劇場へたどりつくとまっしぐらにチケットカウンターへ。
実はチケットは入手していない。
事前情報で、週に10回の公演をしているということ、今年の春スタート下ばかりなのに客の入りがガラガラという、この2つの情報があったので、当日で十分買えるだろうと踏んだのだ。
開演時間だけが気がかりだったが、これもベガスの経験で、たいてい夜は20時からとあたりをつけてみた。
これが見事にビンゴ!
20時からの分で288香港ドルの席を無事に確保できた。
シルクの舞台を4,000円程度で見れるとは、ありがたやありがたや。
始まってみると50~60%ほどの入りだった。
内容は、事前に「あまり面白くない」と聞いていたので、それを思うと予想よりも楽しめた。
このプロ集団のステージが面白くないわけがないのだ。
今回も超人的な技の数々を披露してくれ、大満足。これだけでマカオに来た価値はある。
(ただし、いつも出てくる道化師の2人の掛け合いは、一番おもんなかったケド)
ヴェネチアンを出てから、向かいの『City of Dreams』へ。
ここはショッピングあり、アミューズメントありの巨大レジャー施設。
23時前だというのに、1階のホールには行列が出てきていた。
これからドーム状シアター『ザ・バブル』で“ドラゴントレジャー”という無料アトラクションが始まるってんで、俺たちも最後尾に加わる。
360度マルトスクリーンで映し出された映像と、水を利用した演出。
これが無料だなんて、素敵すぎるぜ澳門!
来年の春にはここで“ドラゴーヌ”という新作舞台が始まるとか。
うおおぉ、たろうさんと行こかな。
帰り道、再び超弩級ブリッジを渡りマカオ島に戻ってくるも、シャトルを間違え、北端の中国国境まで連れて行かれる。
降りた先でMGM行きのシャトルを見つけ事なきを得た。
水上高速艇もそうやけど、バスも四六時中、間断なく走っているので交通の便は以上に良いな。
MGMから俺たちの5つ星ホテルまでは直線距離で2kmほど。
途中、深夜に関わらず繁盛している地元民が行くような中華料理屋に入り晩メシ。
マカオビールでカンパイすれば旅の疲れからか2人ともすぐに酔いが回ってくる。
オール中国語で書かれているメニューから、たぶんこれだろうと推測して注文すると、まったく見当違いなモノがどんどん運ばれてきて爆笑。
特に、春巻だろうと思ってチョイスしたのが、特大の肉まんみたいなものだったのにはウケちまった。
そのサイズ、まずでザボンとかハッサクといった感じ。
しかもこれは肉まんなんかじゃなく、中まで全て肉まんの“皮”だった。
つまり具の入っていない巨大肉まんで、中国ではこいつが米の代わりに食されるらしい。
たしかに腹は膨れそうやけどなあ。。。
その後もおかしな注文を続け、これだけ飲み食いして一人1,000円程度とは。
初めての海外旅行で行った中国の料理が、化学調味料臭さ満点で食あたりをおこした経緯を持つハッチーニ。
今回はそのトラウマを払拭させてくれるのに十分なウマさだった。
以前アカンかったんは、本場の北京料理やったからかな???
中国で要注意なのは北部みたいやな、どうやら。
部屋に着くなり爆睡。
初日から飛ばしすぎてしまい、カジノを楽しむ時間がなかったわ。
他の仲間達は下でバカラや大小で楽しんでいるはずだ。
明日は朝から素晴らしき世界遺産ツアー。
そして午後からは驚愕のアトラクションが俺を待ち受けているのであった。
つづく!
















