それは今週の月曜日の出来事。
朝は、定刻よりも30分早く出社している。
ボスが15分前にやってくるのもいつもの日常だった。
その日、ボスは朝礼が終わるとすぐに俺を別室へ呼んだ。

ボ「先週末の部長会で決まったんやけど、転勤してもらうことになったから」
俺「・・・・・・」
ボ「12月には行けるか?」
俺「!!!!!」

なにやら一刻も早く本社に戻ってもらいたいらしい。
こんな俺を必要としてくれる部署がまだあるっていうのかい?
ならば12月1日付けで異動するように段取りを組みます、と伝えたらいともアッサリと12/1で辞令が下された。
普通ならここで不平や不満、愚痴のひとつもこぼすところだが、そんなペシミズムは俺の感情に一切なかった。
しょうじき、今の生活にしっくり来てなかったから。
次のステップも検討していた最中だったんで、丁度よかったと捉えてしまった。
大阪から月例で上京される部長に悩みを打ち明けたのも、この急展開に至った一つの要因であることは間違いない。

東京での仕事は、昨年10月に東京に引っ越してきて、1年と1ヶ月足らずの任期であった。
しかも大阪勤務まで、もう2週間ほどしかない。
まさかこんなにも早く転勤になるとは思わなかったけども、飽きっぽい俺にはいいタイミングだったかも。
恩地元は自分の意思を貫いて流刑になったが、俺の場合は果たしていかがなもんなんかw

みゆきさん、シヴァ心、裏スナさん、ジョー、じーるさん、ニシノウミさん、そのほか東京で知り合えた皆さん、お名残り惜しいがお別れです。
陽炎の映像さん、たろうさん、キッコ、犬の生活さん、金髪先生、hirowinさん、猿鍋さん、そのほか旧友のみんな、間もなく戻ります。

と、いうわけで明日からの2日日間、大阪に出向いて大急ぎの家探し。
大阪の住まいはこれで通産8軒目になる。
どんな物件に行きつくのか、今晩から楽しみだ。

コンビニがごとく点在する世界遺産。
地球上で最も血沸き肉踊るアクティビティ。
大砲台から眺める異国の夕焼け。
全てが感動。人生の財産。
瞬く間に最終日の夜を迎えたハッチーニのとった行動とは!?


『トゥモロー・ネバー・ダイ』

君が泣くまで殴るのをやめない 君が泣くまで殴るのをやめない
2日目PM19:00
日本から第二陣の本隊が到着し、セナド広場前で全員集合となった。
夜のセナド広場は旧正月のライトアップがなされ、紙で作られた巨大な行灯が無数に灯っていた。
幻想的な光のイルミネーション。
宴会は、この世界遺産の広場に建っている中華料理店。
おおいに飲み、おおいに食べる。
そこで今晩の過ごし方がテーマにあがった。

当然カジノでしょ。
いやいやメンバーが揃ったんだから、ここは本場中国のドデカ麻雀牌で一卓囲もうか。
酒が足らん、二次会はどこだ。
夜のマカオ観光もロマンチックでは?


どれも悪くないが、今ひとつパンチに欠けるな・・・。
そんな中、脳内に閃光が走るアイディアが飛び出した。


100万ドルの夜景を観に行こう。


それだッッ!
マカオから香港にも行けるじゃないか。
そうだ、香港へ行こう!


というわけで、賛同した有志6名の男女で夜21:00にも関わらず、俺たちは高速船に乗り九龍へ向かったのだった。
最初に述べたように、マカオ~香港を結ぶジェット船は24時間運行。
特別行政区同士なので、面倒なイミグレーションもなく、鹿児島から桜島へ行くような気軽さで入国。
香港は大陸から突き出た半島部の“九龍(クーロン)”と、半島の先端に浮かぶ“香港島”からなる。
100万ドルの夜景が眺められるのは香港島のビクトリアビークからだが、香港島についた一行は、まずクーロンへ向かった。
このプランは俺たっての願い。
ハッチーニが次に行きたい海外はいくつかある。
インド、トルコ、ドバイ、そして香港。
香港の電飾ギラギラの巨大看板通りがどうしても見たかったからだ。
それが、こんなタイミングで実現するなんて思ってもみなかった!
香港に上陸するやいなやテンションMAXのハッチーニ。


君が泣くまで殴るのをやめない 君が泣くまで殴るのをやめない

これぞ映画『イノセンス』の世界。
ここでジャッキーチェンは生まれ育ったんかぁ。
うーん、今度は香港目当てでゆっくりと来ようっと。

君が泣くまで殴るのをやめない 君が泣くまで殴るのをやめない

わずか40分ほどの滞在だったが、次回の下調べには十分だった。
高速船は24時間運行やし、ホンマはもっと居てたかってんけども、香港島まで行く地下鉄に終電があったので致し方なかった。
九龍から香港島へ戻ってきたときには時刻は23時過ぎ。
ビークまで行くトラムはすでに運行が終わっている。
でもこれは計算のうち。
向かう船の中で、船員を質問攻めにしてタクシーで片道2,000円くらいだと聞き出し済みだ。
6人居るから2台で行くとして、一人往復1,500円くらいか。
それくらいで100万ドル分夜景を堪能できるのなら安い買い物だ。

しかし、地下鉄を上がった先で、嫌な事実に行きあたった。

街が,暗い・・・・・・・。

太平山(ビクトリア山)から見下ろす夜景は、今俺たちが建っているこのあたりが中心のはず。
その光に照らし出されて輝くヴィクトリアハーバーを目に焼き付けたいのに、光源が無い今は、ハーバーも暗く冷たいただの海だ。
それでも山頂へ行って確かめようとしても、足が捕まらない。
タクシーのうんちゃんに太平山山頂へ行ってくれと頼んでも、おっさんたちは手を振ってことごとく乗車拒否。
なぜだ!
4,5台のタクシーに拒否られ、わけが分からん俺たちはみつけたホテルの入り口に暇そうにしていたベルボーイにワケを聞いた。


ベルボーイ「え、ビクトリアビークに行きたいだって?今からいってどうすんの。この時間に行っても夜景はせいぜい10万ドルの価値しかないよ。ハハハ」

君が泣くまで殴るのをやめない

なんてことだぁぁぁぁ。
美しい夜景がタイムセールだったなんて・・・。
聞けば100万ドルの美しさを放つのはだいたい夜6時から8時までなんだとか。
着いた時点で終わってた俺たちっていったい。。。。
一同の落胆ぶりはすさまじい。
がっくりと肩を落とし、トボトボと船に乗り込み岐路に着く。
ま、俺の目的はクーロンだったし、次の楽しみが残せて良かったではないか。
今度は素敵なヒトと一緒に来ようと誓ったハッチーニなのであった。
(ただ、宴会のないB班の連中が、ちゃっかり翌日の晩6時に観に行ったのは、やっぱちょっと悔しい)


こうして初のマカオツアーは、予期せぬ香港弾丸ツアーまで堪能して幕を閉じた。
体験した感想だが、マカオ1泊、香港1泊の2泊3日で行くので十分な感じがした。
澳門よまた来るからな。
今度は新作の舞台と、あとカジノを堪能させてもらうぜ。
再見!!



素晴らしい海外旅行の機会を与えてくれた会社には感謝したい。
最近ちょっとゲンナリしてるけど、まじめに業務に勤しみますか!
そんな矢先、まさかの急展開がはっちょを襲う。
こんなことがホンマにあるの!???


以後、次回!

島から半島へは地下鉄の海底トンネルを通る。
地上に出てみると、そこは夢にまで見た“ネイザンロード”ど真ん中。
片側3車線の大通りを、テレビでよく見入るオープントップのダブルデッカーが走り抜けていく。
わお、実物で見るダブルデッカーは、想像よりもずいぶんとデカイ。
行く手には念願の巨大看板。
たしかに圧倒される迫力。でももっと何百メートルも電飾で覆われているかと思ったのに、実はそうでもなかった。
なーんだ、こんなもんだったのか。
けど新宿や道頓堀とはまた違った凄さと、街行く人の熱気で極度の興奮状態は否めない。
ガイドブックを頼りに見つけた“男人街”は狭い道いっぱいに怪しげな屋台が立ち並び、台湾に負けず劣らずの活気。

世界で最も高いところからのバンジーが名物の“マカオタワー”233m地点。
ギネスも認定のエンドルフィンでまくり絶叫アトラクションへ参加させられたハッチーニの運命は!?


『ゴールド・フィンガー』


2日目PM13:00
いよいよ扉を開け、外気に出る。
強風をイメージしていたが、外はほぼ無風。それに寒さは感じない。
よかった、一番恐れていた“揺れ”もないみたい。
5人は一列になると上部のレールに命綱を装着。これを引っ張りながら進むんやね。
恐る恐る縁に近づくと地上を覗き込んだ。
ぎょえ~、高いわー、下を歩く人がゴミのようだ。
間違いなく今オレは人生で一番高い所に生身で立っている。
よく高いところから下を見ると吸い込まれそうな感覚になるっていうけど、実際そうなった。
一体なぜなんだろう。
先頭のインストラクターさんに付き従っておっかなびっくり外周をつたう。

途中何度か記念写真。
命綱に身をまかせ、空中に身を任せるようなポーズ。
これが一番怖かった。
高所恐怖症でなくてもちびりそう。。。


それでも15分もすれば慣れてくるのがわかった。
外周に腰掛けてゆっくり見晴らしを眺めるゆとりもでてきたし、最後には命綱をツルに見立ててターザンみたいに大空を飛んだりした。
以外に長く満喫した40分。
全員にプレゼントされる蛍光オレンジのTシャツには英語で「あなたは233m上空を歩いた者に認定」とある。
最後に記念写真をあれこれ撮ってもらったのをCD-Rにして一人ずつ配ってくれた。
これで7,000円ほど。
一生の思い出としてなら払う価値があると思った。


興奮冷めやらぬまま、居残りとして荷物持ちのパパ状態となっていたhirowinさんの元に戻る。
すると彼は一つ下にある展望フロアに連れて行ってくれた。
ここからバンジーに参加した勇者3人の落ち行くさまをじっくり鑑賞するつもりのようだった。
ジュースを飲みながら一休みしていると仲間達がざわめき始めた。
いよいよチャレンンジャーがダイブする瞬間みたいだ。

我が社から挑戦したのは3名。
うち2人は女性だから驚きだ。
不意に足をがんじがらめに縛られた人形のような人影が上から下へまっ逆さまに落ちていった。
・・・・・え、今の???
まさに一瞬。
後に残ったのは丈夫なゴム製のロープのみ。
ガラス越しに下を覗き込めば大きく上下にバウンドしている女性らしき物体。
ポニーテールからして新卒の女の子みたいだな。
それにしても何て早さだ、シャッターが追いつかないぞ。

続いても俺たちの仲間のはずだが、なかなか準備が終わらない。
こんな命がけのアトラクションだもの、仕方ないか。
地上で2名、現地で3名、それに中間地点でゴムロープが絡まないようにセットする1名がバンジージャンプの世話をしている。
君が泣くまで殴るのをやめない

固唾を呑んで見守っていると、20分後ようやく2人目も身投げをした。
今度は最初から最後まで凝視する。
落下するまで5秒くらいだろうか。
リバウンドだけで軽くビル5階分まで跳ね上がっている。
こんなん金もらってもやりたくない、『セーフティ』という名の愉悦に浸ってたいわ。


最後の挑戦者は入社2年目の若手男子。
全社員120余名の中でもナンバーワンの冒険野郎だ。
細身の出で立ちとは想像もできない行動派で日本中のバンジージャンプをして回るツワモノ。
今回のマカオツアーも彼のために決行されたようなものだ。
そのブレイブメンが宙を待った。
この滞空時間4,5秒が至福のときなのだろう。
奴だけは認定証やらDVDやらをフルセットで購入。2万円也。


全てのアトラクションが終了すると、ここで解散となり、俺は5人ほどのメンバーで街へ繰り出す。
一行すっかり腹をすかせており、昨晩同様に場末の小さな大衆食堂へ。
その後ホテルに戻り休憩となった。
このあと晩から、後発の本隊35人と合流して宴会が控えている。
みんなは部屋に戻っていってしまったが、ハッチーニは身体が疼いてしかたがない。
せっかくのマカオ、もっと散策しなきゃな。

君が泣くまで殴るのをやめない
こうして太陽が西に傾きかけた頃、独り向かったのはソフィテルから徒歩20分ほどのところにある『モンテの砦』。
途中かなりの傾斜の坂を、タルトを買い食いしながら進んでいった。
到着した頃にはすっかり夕暮れ。
けども、通称“大砲台”と呼ばれるこの丘の上から眺める景色は、これまためちゃめちゃグレイスフルであった。
どの方位にも中世期の砲台がずらりとならぶ。
それを茜色に染め上げる太陽。
暮れなずむマカオの街が徐々にネオンに彩られていく瞬間にも立ち会えた。
明日の朝には日本に帰らなければいけないんか。
マカオで見た2日目の日没は、ずいぶん切なく、哀愁や慕情を駆り立てる。
何度も言うが、つくづく旅って浪漫やなあ。

君が泣くまで殴るのをやめない 君が泣くまで殴るのをやめない
旅行の最終日には、たびたび沸き起こるセンチメンタリズム。
こんな気持ちになった夜は、必ず何かやらかしてしまう。
東洋のラスベガスでハッチーニがとった行動とは!?

次回、最終話へつづく!

わずか品川区程度の面積しかないマカオ島。
この狭い土地に30もの世界遺産が密集する。
半日ツアーを終え、一行がたどり着いた先は、古き良き文化遺産とは一変、超近代的建造物であった。


『慰めの報酬』


2日目PM13:00
目の前にはマカオのシンボル「マカオタワー」がそびえ建っている。
ホテル「リスボア・グランド」とともに目を引く、このランドマークは高さ338m。
東京タワーよりも大きなこの塔に登れば、マカオを一望できるばかりか、天気がよければ遠く香港まで見通せるってんだから、こりゃあ行かない手はないね。

皆で233m地点の展望フロアまで高速エレベーターで上昇。
ちなみに入場料はHK$90。
君が泣くまで殴るのをやめない
わお~、絶景かな絶景かな。
360度全面ガラス張りのフロアは、どの方位からも素晴らしい見晴らし。
昨夜往復した巨大な横断橋や、俺らが泊まっている「ソフィテル」なども一望できる。
その悪趣味さに驚いた「リスボア」もここから眺めるとずいぶん縮こまってるな。キンピカ具合はそのままやけど。
遠くの大陸は中国なんやろうか。香港まで見えると聞いていたが、今日は少し曇ってて見えないみたいだ。


興奮しながらフロアを一周していると、突如不思議な光景が目に飛び込んできた。
え、ヒトが外の欄干を歩いとる~!
なんと展望台の外側、手すりもないような幅1mほどの足場を、オレンジの格好した一団が写真撮影をしているではないか!
なんじゃこりゃあ、危ねぇぞ~~!
ガソリンスタンドの店員のような、オレンジのツナギ姿で、背中から命綱をつけている。
一人がはしゃいで欄干から外に身を乗り出せば、先頭を行くカメラマンも身投げするかのようなポーズで写真を撮っている。
ここは地上ではない。地面から200m以上も高い地点やで。

これこそがマカオ名物の絶叫アトラクション“スカイウォーク”なのだった。
君が泣くまで殴るのをやめない
しかも目玉はこれではなく、ここから地上にまッさかさまにダイブする“バンジージャンプ”。
世界一高いバンジーということでギネスにも認定済み。
誰がそんな命知らずなことすんねん!
って思いきや、これがめっちゃ人気で、順番待ちのヒトがチラホラいてた・・・。
人垣が出来ているところに行って見ると、まさに一人身投げするときだった。
鉄骨一本のところに立っていた女性が、次の瞬間フッと視界から消えた。
どよめく群集。
いや~、これはアカンでしょ。無理ですよ絶対。
しかし何とこの寿命が縮むアトラクションに、我が仲間が申し込みを始めたではないか!
しかも3人も!!
よくやるわ・・・・。


他人事のように受付を済ませる仲間を眺めていると、なんか仲間の一人がスタッフに俺の方を指差している。
え、、、
ま、まさか、、、。
誰を指差してるの????
それは、ひょっとして、
「クリリンのことかーーー!」


違いました、俺でした。
勝手に申し込まとるぅぅ!
バンジーだけは絶対にムリですから!
大慌てで駆け寄ると、申し込まれたのはバンジーではなく、スカイウォークでした。
ああ、良かった・・・。って、それもじゅうぶん怖いんスけど。。。
じゃあバンジーにするかと聞かれ、しぶしぶスカイウォークを選択。
ねえ、どうして選択肢が2つしかないの???涙

君が泣くまで殴るのをやめない
10分後、目にも鮮やかな蛍光オレンジのTシャツを着込んだ5人の日本人の姿があった。
バンジー希望の特攻野郎Aチームはまだ順番待ち。
俺たちオレンジチームは、いよいよ外環へ乗り出そうとしていた。
さよなら、天さん…どうか死なないで…。

つづく!

昨晩、戻ってきたのは2時を回っていたのに、翌朝の目覚めはm.c.A・Tばりにゴキゲン。
5つ星ホテルの優雅なブレックファーストが終わっても、時刻はまだ8:00前。
今日は9:30にロビーに集合しての市内半日観光に出発する。
まだ時間はあることだし、Kに倣うわけではないけども、ここは一つふらりと朝の散歩に出てみるか。


『ワールドイズノットイナフ』

君が泣くまで殴るのをやめない

2日目AM7:40
ソフィテルホテルから徒歩5,6分のところにある福隆新街。
ここはポルトガル統治下のマカオに於いてなお中国の雰囲気が色濃く残っている地域。
朝の澄んだ空気の中、数人のじいちゃんが集まって太極拳をやっていた。
小道のあちこちに線香が焚かれているのも風情を感じる。
ギラギラとしたイルミネーションが目に付くと思えば、すぐ脇に入れば一般大衆の生活感ただよう小道が姿を現す。
このアンバランスさ、しびれるぅ!

君が泣くまで殴るのをやめない 君が泣くまで殴るのをやめない
9:00になり、半日ツアー希望者だけを乗せたマイクロバスがロビー前に到着。
さあ、世界遺産観光に出発だぜ!
まずは、何をおいてもマカオの顔というべき遺跡、“聖ポール大主堂跡”。
ついた先は朝にもかかわらず、世界各国の様々な観光客でごった返していた。

テレビや雑誌では見たことあったけど、生で見る聖ポールは相当デカイ!
高さ20メートルはあろうかという精巧な作りの門がそびえている。
正確には、これは門ではなく「教会」だったのだけれども火事で正面以外、全て消失してしまったのだそうだ。
裏を見れば、無骨な鉄骨で倒壊を防いでいる、笑えるほどのハリボテさが丸分かり。
それでもわずかに残った正面の壁が、今日まで現存しているのが素晴らしい。だから世界遺産なんやね。
ガイドのおっちゃんが、ポルトガル建築に、中国建築もミックスされた、非常に珍しい建物であると補足してくれた。
なるほど、よく見ると壁には天使と悪魔、フランシスコ・ザビエル宣教師といった西側のテクスチャーと、漢字や中国船、鬼といった東洋のテイストが入り混じっているのが見て取れた。
たしかに不思議な内容だな、おもしろい!
聖ポールを背景に全員で記念写真。
君が泣くまで殴るのをやめない 君が泣くまで殴るのをやめない
続いて「聖ドミニコ教会」「セナド広場」「民政総署」などを立て続けに見る。
聖ドミニコ教会は、This is教会!といった風情で、懺悔室まで完備。
実際に今でも毎週日曜日にはミサが開かれているとのこと。
セナド広場は、え、これが世界遺産!?って思っちまうくらい、そこらへんにある普通の広場に見えた。
けども地面に敷き詰められたタイルが貴重、らしい。俺には価値がわからんかったけど。
周囲の建物はどれも南欧風で、異国情緒は満点だった。
民政総署。セナド広場の目の前にある、昔はマカオの行政の中心だった建物。
見た感じ小奇麗な西洋の建物にしか見えない。それでも馳駆200年以上たっているとのこと。
正面から入った先の中庭がめっちゃ綺麗やった。
こんなところがお役所とは、華やかすぎるでしかし。

ここはホンマにアジアなん???

君が泣くまで殴るのをやめない 君が泣くまで殴るのをやめない
世界遺産巡り最後は「媽閣廟」。
マカオで最も古いお寺らしい。何を祭っていたかというと船乗りの女神なんだとか。
この女神を中国語で“マッコウ”といい、それがポルトガル風に言うと“マカオ”になったのが、この特別行政区の語源。
言ってみるとさして広くない土地に小さな社が幾つも並び、、本堂(?)には渦を巻いた巨大な香取線香が何本もぶら下がっていた。
この蚊取り線香みたいなやつも立派な線香で、最初から最後まで燃え尽きるのに1ヶ月要する。
そんなのが全部一斉についているので、周囲はボヤみたいに煙でいっぱい。
さらに信者が持ち込む線香も加わり、あたり一面有毒ガスが充満だ。
帰りがけに通りの雑貨屋から「線香買わねぇか!」の激しい呼び込み。もうええっての!

君が泣くまで殴るのをやめない
このあと金を落とさせるために古びた倉庫の一室に連れて行かれる。
そこは謎のワインセラーで、ガイドともどもしきりにワインを買うよう勧められたが、全員が素無視をきめこむ。
ガイドは肩を落とし、俺たちを最後の目的地に案内すると、すごすごと帰っていた。
ワイン要らんし。


わずか半日足らずで6,7箇所の世界遺産を観光できた俺たち。
ツアー参加者12名が最後に辿りついた先、そこにはマカオで最も高い建造物「マカオタワー」がそびえていた。
次回、マカオタワーで繰り広げられる驚愕のアトラクションにハッチーニがチャレンジ!
つづく!