一晩明けたので | 医学と遊びと製作と-本館-

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愚痴とか感想を言ったり、そんな感じ

昨日の時点では解答状況だけ確認してパッと見て8割はいったな、とかしか考えてなかったので、頭が冷えたところでちゃんと採点してみました
 
この時期ってみんなの解答状況を見るしか採点のしようがないですし、自分で調べても分からないものについてはもうどうしようもないですからそういったものは放置して進めました
 
一般:84%
臨床:82%
必修:88%
(長文問題を3点、短文問題を1点で換算)
やっぱりあんまり取れてなかったな......
 
上記の条件に加えて、意見が割れている問題に関してはほぼ全て×にして計算しました(7:3くらいで割れてるものは自身のあるもの以外は大体×にした)
少数派の意見が正解っていうこともあるのですが、こういうのはキツメに採点しておくのが吉です
割れた問題でも大多数が選んだ選択肢を全部○にすると一般87%、臨床86%、必修89%でした
この中に禁忌が3つ潜んでいたら素直に不合格になるしかない......
模試でも1度踏んだことがあるから禁忌はかなりビビっています
 
メックの総評だと必修が難しくなって一般と臨床が簡単になった、易しい問題と難しい問題の差が激しいのとのことですが実際解いててその通りだなって感じでした
受験生視点だと難しい問題が解けないストレスが大きくて全体的に難化していたと思ってはいましたが、冷静に振り返ってみると簡単なところも結構あったかもしれない
簡単なところは数問落とすけど正答率30~60%の問題も結構解けるという強みがあって模試では良い順位だったのかもしれませんが、今回の国試でぶち当たった難しい問題に関しては歯が立たな過ぎてそういう自分の強みが発揮できなかった感もあります
 
傾向としては臨床実習とか外科っぽいことが例年のように聞かれたり、英語の問題も2問出てました
大腸憩室炎とステロイド・リンゲル投与の問題だったかな?
きっと試験委員が変わらない限りはこういうスタンスが続くんでしょうね
何問か設定とかそういうのが酷いなっていう問題もあった気もしますが、全体的に過去問一辺倒な試験の色は褪せてきた感があります
呼吸器の人工呼吸器NIPPVとか酸素投与がカニューラなのかマスクなのか、はたまた投与量はどれにするのか、などは実習経験がそのまま点に結びつく問題だった気がします
 
ただ、学生・ポリクリ最中に学べることって限られてるので明らかに見たことのない分野が出ると本当に何も出来ないのが辛いところです
これってポリクリの内容を全国である程度均一化しないとダメなんじゃないかなって思います
例えば循環器のポリクリとかで、僕の場合は分院に行ったので殆どCAG(冠動脈造影)とカテーテルアブレーション(心房細動とかWPWとかにやる治療)しか見学出来なかったのに対して本院組は聴診からカテーテル治療まで幅広く見学出来た、などそういう差で点を落とすことがあり得るってことになります
真面目な学生はそんな中でも学ぶんだ、そういう意見もあるかと思いますが、8時スタート5時半まで昼食なしで地下の造影室に引き籠ってたら造影室の設備とCAGの手順しか学べませんよ(笑)
 
真面目不真面目の差で点を落とす、落とさないという篩は大歓迎ですしそうあるべきですけど、実習のシステム上の差で点を落とすリスクがあるっていうのも考えものな気がします
 
以上、111回を受けて思ったことでした