タイトルを「治りました」ではなく「治ります」と書いたのは、実は持病のバセドウ病に邪魔されて、治ったと言い切りづらいところがあるからです。でも、バセドウ病でなかったらきっと今頃はフサフサの黒髪に戻っていたことことでしょう。

 

薄毛は三十代半ばから感じていました。そして、バセドウ病を発症した38歳からとても薄くなり、白髪も極端に増え、最大のコンプレックスとなっていました。

 

グルテンフリーをして半年後の9月(一昨年)のことでした。ものすごく抜け毛が増え、洗面台で照明に照らされた頭を鏡で見ると、頭頂部の頭皮が透けて見え、いわゆるハゲ頭に近い状態でした。人前に出るのがさすがに恥ずかしく「グルテンフリーは薄毛にまで効かなかった」と、かなり落ち込んでしまいました。

 

ところが11月のことでした。中学生の頃のように額の生え際から黒いうぶ毛がモサモサと生えてきたのです。「まさか」と思いましたが、しばらくすると頭頂部も濃くなってきました。毛髪が減るのではなく増えたのですから、私は大喜びでした。照明の下でも全く気にならない位フサフサになってきました。私は有頂天になり、友人知人に自慢しまくりました。

 

腸が丈夫になると発毛が始まると藤田紘一郎氏の本に書いてありましたので、グルテンフリーの効果だと確信しました。

『55歳のハゲた私が76歳でフサフサになった理由』青萌堂

 

ところが、翌3月。また髪の毛が抜け始めました。

 

実は、髪の毛まで生えてきたので、きっとバセドウ病も治ったはずと、薬を勝手に減らしていたのです。すると、3月に頻脈と動悸がはじまり、バセドウ病の症状を再発させてしまったのでした。慌てて薬を飲み始めましたが、髪の毛は抜けるばかりでした。

 

そして昨年9月のこと。脱け毛は治らず、本当に見るも無残な状態になりました。写真を撮っておけば良かったのですが、あの落ち込んだ気持ちではとてもそんな気分にはなれませんでした。

 

そして10月。前年と同じように生え際からまた産毛が生え始め、髪が伸びた2月には頭全体が若者のようにフサフサになりました。今度こそ大丈夫だと確信しました。

 

しかし、この3月。またせっかく生えた細くて黒い毛が抜け始めた気がします。ボリュームがなくなってきました。まだ照明の下で気になるほどではありませんが、正直なところ不安です。もしかしたら、気づかないうちにまたバセドウ病が悪くなり始めたのかもしれません。

 

薄毛や白髪は、バセドウ病の症状としてあげられるものですが、ネットで公開されていた飲んでいる薬(プロバチール)の添付説明書を見たら、副作用として薄毛になることが明記されていました。この薬は髪の毛以前に腸にも悪いのかもしれません。

 

こんなふうに、濃くなったり薄くなったりですが、グルテンフリーをして髪の毛が生えてきたことは確かです。バセドウ病を治して薬を卒業できれば、きっと安定すると思うので腸活と化学物質を摂らない食生活、そして運動をこれからも頑張ろうと思っています。今後も経過報告をいたします。

 

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グルテンフリーで治ったこと一覧

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