バセドウ病を発症した頃、くちびるの皮がとても薄くなったことがありました。薬の副作用だったのかもしれません。たとえば、パリパリ海苔のおにぎりを食べると、くちびるに海苔がくっつき、ぴりっと皮が剥がれて出血してしまうのです。あの頃は「おにぎり怖い」状態でした。
この冬、驚いたことがありました。一度もリップクリームを塗らずに春になってしまいました。いつもの年ならポケットに常備し、笑うと切れて痛いので、毎日何度も塗っていたのです。切れないので塗ろうと思わず、塗っていないことに気づいたのは2月でした。
きっとこれは、細胞膜にオメガ3脂肪酸(リノレン酸)がついに入り込んでくれたのだと思います。オメガ3が入り込むと、炎症やアレルギーを起こしづらい強い細胞になり、逆にオメガ6(リノール酸)は起こしやすくなるのだそうです。私は、ほとんど三食、みそ汁や鍋にえごま油を入れて食べてきました。
日本の食用油の権威奥山治美先生の著書『オリーブオイルとサラダ油は今すぐやめなさい』には、オメガ3を細胞膜に取り込むためのコツが書かれてありました。それは、オメガ6油をなるべく摂らないようにすること。弱いオメガ3が細胞膜に入り込むためには、細胞膜に空席を作ってあげないと入れないのだそうです。ですから、サラダ油やキャノーラ油など調理油はもちろん、揚げている加工食品なども食べないようにしてきました。
このエゴマ油効果で、私はついに最強のくちびるを手に入れることができたようです!
ということは、くちびるだけでなく、きっと全身の細胞も強くなっているのではと期待しています。
この本は目からウロコでした。オススメです。
参考)
■その後の経過
昨年(2018年)に続き、今年もリップクリームは使わずに冬を越せました。2019.4月