【映画】サマーウォーズ | 最強の作家への飛翔

最強の作家への飛翔

このブログは、近い将来「最強の作家」になる飛将の、偉大なる軌跡なのです。


本と映画と作業日誌

世の中には、二種類の男がいる。

共学の学校に行ってきちんと青春を満喫した男と、男子校に行ってしまい奇妙な青春を送ってしまった男だ。


男子校に行った男にとって、共学の学校生活はSF(サイエンスフィクション)である。


細田守監督の前作『時をかける少女』は、すばらしいSF映画だった。


すなわち、共学の高校生の甘酸っぱい青春という名のSF。

さらに、男女3人の三角関係という名のSF。

ついでに、主人公の女の子が時間をあやつれるというSF。


SFの三乗の迫力を持ったこの作品は、何度も観たくなる傑作だった。


そして、今回の『サマーウォーズ』は、その『時をかける少女』をも凌ぐ、非の打ち所のない作品だった。


センチメンタルな高校生の青春を描きつつ、田舎の親戚一同が力を合わせて世界を救おうとする、というとんでもないストーリーは、伝統と革新を見事に融合させていて、見終わったあとしばらく、興奮状態と放心状態が交互にやってきた。


本当にすばらしい作品には、ただ、「面白かった」というしかない。

「あのシーンって実はこういう意味があったのかしら?」みたいな解釈の余地はない。

映画の中で、全てが明らかになっていて、多くの人が満足できるように仕上がっている。


2009年に観た映画の中でトップであり、おそらく今年、この作品を超える映画は表れない気がする。