『のうだま―やる気の秘密』上大岡 トメ・池谷裕二著
僕はぶっちぎりで三日坊主である。
「三日坊主になる技術」というタイトルの論文を書こうかと思って、それもすぐ飽きたことがあるぐらい、いろんなことにすぐ飽きてしまう。
なんとか飽きずに、ちゃんと一つのことを続けられないものか、とずっと考えていた。
今、僕が続けていることに、「企画書を毎日書く」というのがあって、これもしょっちゅう飽きて、さぼってしまいそうになっていた。そんなとき、この本に出会った。
『のうだまーやる気の秘密』
この本を読んで一番うれしかったのは、飽きてしまうのは「脳」のせいだということが判明したこと。
つまり、「自分はなんて意志が弱いんだ…」と悩む必要はない、ということが分かった。
この本に限らず、「脳」の話を持ち出されると、こちらに専門的な知識がないので、妙に説得力がある。
「うーん、よく分からんがそういうもんなのかあ。脳だったのかあ。脳は不思議だなあ…」
という、間抜けな感想しか浮かんでこないが、この際、全部「脳」のせいだと信じることした。
本の内容としては、いかに脳をだましてやる気を持続するかが紹介されていて、僕が一番感心してかつ実行に移したのが、
「頑張った自分にご褒美をあげる」
ことである。
割とオーソドックスな手法だが、きちんとこの「ご褒美システム」を実行している人は意外に少ないと思われる。
10日間続けたらエステに行って、一ヶ月頑張ったら温泉に行って、みたいに、あらかじめご褒美を決めておくのである。
この「ご褒美システム」を、生活全てに適用できないかと思った。
その結果、今後、「ご褒美」以外では、服を買ってはいけないことに決めた。
最近シャツを買ったのだが、それも「企画書を20日間毎日書いた」ことへの「ご褒美」という名目にしたのである。
(『のうだま』には「20日間という単位がいい」と記されている。一番飽きやすくなる期間らしい)
今後何か、靴を買いたいとか、寒くなってきたから上着を買いたいと思っても、「何かを頑張って継続したご褒美」じゃないと服を買うことはできないので、頑張るやる気がでる。
最終的には、ご褒美のためではなく、続けること自体が快楽になるのが一番いいそうだが、それまでの補助輪的な意味で、ご褒美は役に立つ。
さらに、服を買うときの、「もっと他のことに金を使ったほうがいいのでは?」という罪悪感も、ご褒美という大義名分があるので、緩和されるのです。
「ご褒美システム」オススメです!
