
『就活のバカヤロー』石渡嶺司・大沢仁著

就職活動は二ヶ月だけやりました。
「リクナビ」に登録したり「みん就」に書き込んだりエントリーシートを出したりは軽くしましたが、面接は3回(しかも全部集団の一次面接)しか行ってません。
ヤクルトに面接に行って(なぜヤクルトに興味を持ったのか謎ですが…。)
「老若男女楽しめるホットヤクルトを作りたいんです!」
とその日の電車の中で思いついた、どうでもいいアイディアを自信満々に発表したところ、
「君ー、それいいねー。ただ、ヤクルトは温めると乳酸菌が死んじゃうんだよねー」
と面接官に苦笑されたことは、今でも覚えています。
そんな暗黒な記憶しかない就職活動のことなど、思い出したくもありませんでした。
が、最近この『就活のバカヤロー』の著者の石渡嶺司氏と偶然少しお話できる機会があって、興味を持ち読んでみたのでした。
この本では、
『企業・学生・大学』の三者の視点から就職活動を描いています。
就活マニュアル本などに流されて、『自分は納豆のようにねばり強い人間です』などというしょうもない自己PRをするイタイ学生について。(これはめちゃくちゃ僕に当てはまります)
インターンなんてもんは誰もやりたかあないのに(おそらく…)、やっといたほうが就職活動に有利かどうかについて。
企業側の採用活動の裏側について。
学生や企業を必要以上に煽って不安に落とし入れ、儲けようとする就職情報会社について。
この本は、就職活動する前に読みたかったですね(まあ最近発売されたから無理なんですけど…)
読んでみて、就活の際にバカヤローだったのは自分だけではなく、企業も大学も就職情報会社も他の学生も、ほとんど全員バカヤローだったことが分かって(まあ中には賢こく立ち回った人もいるんでしょうけど…)、過去の嫌な思い出の呪縛から、少しだけ解き放たれた気がしましたね。
それにしても就活って、満員電車並みに、日本の異様な文化だなあ。