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「J」
『JJ(ジェイジェイ)』
かねがね、おれは、『JJ』(女性ファッション誌)は何か物足りない、と思ってきた。
その原因が、今日、少しだけ分かった気がした。
ViViとCanCamとJJの三誌が本屋に、並べられていて、その表紙を見比べてみたのだ。
マリエが、ややあひるのように唇をすぼめながら、上目遣いで、こちらを見ている。
格好もポーズもセクシーだ、とおれは思った。
次にCanCamの表紙を見てほしい。
西山マキが、射抜くような遠くを見た目をしている。
口はやや開いているが、中は見えない。
色っぽい、とおれは思った。
最後にJJを見てほしい。
この爽やかさは一体何なのだろう?
二の腕を思いっきり出しているのに、まったくいやらしくない。
口を大きく開け、歯を見せて笑っている。
この三誌の表紙の違いが、すべてを物語っている気がする。
なんというか、JJは、親しみ安すぎるのだ。
妖艶さと、恐れおののくような気持ちにさせる何かが、足りないのだ。
分かってる。
おれがこんな偉そうなことを言う資格なんて、ないことぐらい。
おれがこんなことを書いたって、世の中は何も変わらないことぐらい。
だが、そんなことは、どうだってかまわない。
おれは気にしない。
過去の「J」


