「W」無口な映画あります『WALL・E/ウォーリー』 | 最強の作家への飛翔

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WALL・E(ウォーリー)

本と映画と作業日誌

機械と宇宙人の恋なんかでは、絶対に感動しないと思っていた。
どうせ泣かないだろうと思って、ルイ・ヴィトンのハンカチーフも家に置いてきたぐらいだ(正確に言うと、爺やに預けてきた)。
甘かった。

『エルメス(Hermes)』のスペルが、Eから始まると思っていたぐらい甘かった。
あれはもう6年ぐらい前、銀座のエルメスの店を探してずっと地図を見ていたのに見つからなかったのは、「Elmes」みたいなスペルだと思っていたからなのであった。

そのとき一緒にいた女性に完璧に呆れられて、僕はHermesも知らない貧乏男という烙印を押され、その恋はもちろん実らなかったのであった。

これと似たようなエピソードは『電車男』にもあるのだろうか?まあいいや…。

ピクサーの新作『WALL・E/ウォーリー』は、そんなほろ苦い記憶を呼び戻してしまうほど、感動できる映画だ。

「なぜここまで挑戦する必要があったのか!?普通の映画でもヒットしただろうに…」と思わずにはいられないほど、難しい課題に取り組んでいる。素晴らしい。

無言のロボットと、変な形をした宇宙人に、誰もが心を動かされてしまうことうけあいの作品だから、ハンカチーフは持っていったほうがいいだろう。たとえ、エルメスやヴィトンではなかったとしても。