クライミングの技術を使って植木屋さんのお仕事 | ひとりでにわし・神奈川県横須賀市ひとりで庭師をしています

ひとりでにわし・神奈川県横須賀市ひとりで庭師をしています

横須賀市の植木屋庭師 畠山庭園のブログです。冬は奥只見スキー場でオペレーター(圧雪車)。バイクが趣味でninja1000に乗っています。

お盆休み中の畠山庭園です。

実家の千葉へ来ています。台風が来ていますし、この暑さです。仕事が休みのうちに確り夏の疲れを取ると供に、紐の結びや新しいツールの確認など、インドアを楽しんでおります。

レジャーや旅行を楽しんでおられる方もいるでしょう。お盆は家に御先祖か帰ってくるので、ちゃんとお迎えしないと。(ただ居るだけですけどね)

で、

千葉に来たらここ!
と言う魅力的なお店がありまして、

こんなツールを購入してきました。


先ずはトラクション


プーリー



カラビナ2つ

これらは伐採作業するときに使います。

近年、外国のクライミングの技術を枝下ろしや伐採、その他の高所作業に応用され、その安全性や作業効率に感心しているわけです。

ただお値段が安くはないので、必要だなと思うものだけをチョイスしています。

ロープは昔ながらの工事に使うものではなく、登山用のザイルを使います。これに切り替えるだけでも作業の幅は広がります。

もちろん正しい結び、ロープワークは必須です。こうした細々した事を休みの間に楽しみながらやっております。



以前までは、伐採時の牽引や、支点を作るとき、ガルダーヒッチと呼ばれる、一方向には引っ張れるけど、逆側には戻らない。便利なロープワークで対応していましたが、

このロープをザイルに変えるだけで、まるで別もの!と思うぐらい楽になったんです。


カラビナも色々ためしましたが、このタイプのものが、ガルダーヒッチがやり易いです。

さらに、もっと重たいものや、より牽引が必要な場合は、滑車の原理を応用した、3/1システムまたは、5/1システムのロープワークを知っていると便利ですね。


それで戻り防止にトラクションを買ってきて、



折り返しにはプーリーを。

となったんです。



例えばシュロの伐採で、重心を傾けたいときなど、以前はトラックの南京結びや単純なロープの折り返しなどで力任せな仕事をしてました。


こんな風に他の木を支点にして、引っ張ってやってました。この時はまだザイルロープではなかったですね。


原始的な方法ですが、これでも安全に確実にやっております。しかし、この暑さも手伝って、体は正直バテます。

今後も続けていく上で、いかに楽で効率よくかつ安全に。と言うことで、最近取り入れております。


ありがとうございます。

仕事は17日(金)から再開いたします。