12/14(金)
ついに今日が最後のボランティアの日になった
朝、いつものように一人で活動先のLemlem Schoolに行くと、
学校の方からいつもの音楽が聞こえてきた
「グッドモーニング! キョースケ!」
「サロムノ! デナレ?」
と、子どもたちや先生が笑顔で元気にあいさつしてくる(^^)
畑瀬 「グッドモーニング! デナ! デナネシュ?」
(おはよう! 元気だよ! 元気かい?(対女性))
モーニングセレモニーをやるステージには園長が来ていた
園長が僕をステージの上に呼んだ。
園長が子どもたち、先生たち、僕にに向かって話し始めた。
「私たちは、この2ヶ月間、私たちとこの学校のために懸命に努力してくれたあなたに感謝します」
「特別な授業をして、子どもたちに愛を与え、学校に貢献してくれました」
「ありがとう^^」
「あなたが日本に帰っても、私たちはあなたのことを忘れません」
「そして、またエチオピアに、この学校に来てくれることを楽しみにしています^^」
園長はそう言って、僕の方に向き直って、賞状と包みに入ったプレゼントをくれた。
プレゼントはエチオピアの伝統的な衣装だった↓
先生のスナッフィカが再びエチオピアの伝統音楽をかけた
先生も子どもたちも踊りだす^^
いつもスマイルのクドゥスが勝手にステージに上がって、一緒に踊ってくれた(^w^)
音楽のあと、僕も全体に向かって話させてもらった
「・・・サロムノ! デナレ?^^」
先生たちが答えてくれた。
「先生と子どもたちは、この2ヶ月間、いつも笑顔で元気で、僕に愛と親切を与えてくれました」
「だから僕はみんなを忘れません」
「僕がエチオピアに来たのには理由があります」
「僕は日本で自分がどれだけ恵まれているかを知りました」
「そして今度は自分が与える番だと思ったのです」
「僕には夢があります」
「世界の貧困問題を解決したい」
「だからまず貧困の現状を知るためにエチオピアに来ました」
「そのエチオピアで出会った人々は、エネルギッシュで、いつも笑顔で、良い人ばかりでした」
「僕が訪れたエチオピアは素晴らしい国でした」
「美しい自然、美しい女性、美味しい食べ物、そうそう、僕はインジェラとシュロが大好きです^^」
先生たちが笑った。
「だから、いつになるかわかりませんが、僕はきっとまたエチオピアに戻って来ると思います^^」
「2ヶ月間本当にもらったばかりでしたが、僕からも学校に小さなプレゼントがあります」
僕はカバンから買っておいたあるプレゼントを取り出した
「えんぴつ削りです^^」
おぉーー!!と先生たちが子どもたちが沸いた
「えんぴつをとがらせるのに苦労していたようなので、ぜひ使ってください^^」
まだステージの上にいるクドゥスに鉛筆削りを贈呈した↓笑
今日は午前で授業終了
僕は先生たちと一緒に子どもたちを見送った。
子どもたちは、来週も僕が学校に来るかのように、元気に
「バイバイ!」
「チャオ! キョースケ!」
と言って、迎えに来てくれたお母さん、お父さんの方に走っていき、
振り返らずに校門を出て行った
寂しかったけど、いつか大きくなった姿を見たいと思った(*^^*)☆
子どもたちが帰った学校。
いつも学校でご飯を食べている先生たちに
「一緒に食べよう!」
と誘われた
↑左から、ヘレン、ザライ、メッシ、ブラハン、スナッフィカ。
エチオピアの一般的な料理・フルフルの作り方も教えてもらった。
楽しかった^^
この学校に通い始めてすぐ、この先生たちが僕とラッシュマスをコーヒーセレモニーに招待してくれたことが昨日のように思い出される。
この部屋でスナッフィカが淹れてくれるコーヒーができるのを、香ばしい香りの中で待ったものだ。
この休憩室の中で過ごした時間が次々に思い出される。
僕がそんなことを考えながらゆっくり食べていると、
「ブラ! トロトロ!」(早く食べなさい^^!)
と言って、手でつかんだフルフルを僕の口に入れてきた
一人が始めたかと思うと、みんなが次々に僕にフルフルを食べさせてくれた
僕はこれが親愛・信頼を表すエチオピアの文化だと知っている。
テレビでエチオピア人が相互に手でご飯を食べさせているのを観た。
そのエチオピア人はニコニコしていた。
エチオピアに2ヶ月間滞在したが、帰国直前になって先生たちは僕に気を遣わなくなっただと思うと、もう満腹だったけど嬉しかった(*^^*)
話したいことは全部話した。
先生たちは
「キョースケ! 忘れないでね^^」
とい言っている。
「うん、何もかも、ありがとう^^」
もう僕が去ると分かると、
今日一日あまり喋らなかったブラハンがついに泣き出してしまった
「いつになるかわからないけど、きっとまた戻ってくるよ^^」
僕は約束できないことを断定的には言わなかったけれど、
この素晴らしいエチオピアに必ず戻って来る気がする^^☆
畑瀬 「またすぐに会えることを願ってるよ!」
僕は、手を振る先生たちの姿を、目に焼き付けるようにしばらく見つめて、
校門を後にした。
いよいよ明日の16時、エチオピアを去ります。
アムセグナロ!(Thank you!)