皆さま、こんにちは!農縁団の藤田です。
前回は、パーマカルチャーを実践する大前提として、3つの心構えをお伝えしました。
今回は、パーマカルチャーを、より具体的にデザインするための
10の原則の中で5つの原則をご紹介します。
【原則1】多様性
これは、ひとつの場所にただ単にたくさん生物があれば良い
のではなく、すべての生物が持つ機能を把握し、それらが
十分に働くことを可能(相互作用の促進)にする多様な環境をデザインすることです。
例えば、「ギルド」と呼ばれるものがあります。
これは相性のよい作物などで構成された植物群をさします。
分かりやすい例だと、ニンニクはアブラムシや蛾を防除し、
バジルはトマトにつくコナジラミを追い払います。生物個々の特性を利用して無農薬の農地をデザインします。
【原則2】エッジ(接縁)効果
互いに異なる環境を隣り合わせにすることで、想像以上に多様な生物が
生きることが可能になる環境をデザインすることです。
2つの環境が異なるはざまで、最も豊かな生態系が存在することは、
パーマカルチャーの創始者であるビル・モリソンが海と陸が接するサンゴ礁や、
マングローブの森などでその効果を実感したと言われています。
【原則3】多機能性
この世に生きる、ほとんどの生物の機能に着目すると、
それは1つの機能ではなく、必ず多機能性を備えていることを意識することです。
パーマカルチャーにおいては、ある空間に存在する1つの個に3つ以上の機能が発揮できるようにするデザインします。
例えば、ニワトリの機能として考えると、卵や肉は食料となり、
羽毛は衣類や日用品に、糞は肥料に、農作業では、虫を食べ、草をついばみ、
足で大地を均してくれます。
(チキントラクター)
【原則4】重要機能のバックアップ
食物、水、エネルギーなど、生命に関わる重要な機能は、複数の方法でバックアップします。
例えば、水道が断水した時に備えて、井戸を掘ったりしておく、
食料であれば地域に適した品種を栽培すると同時に、干ばつ例外などの
異常気象に強い品種を栽培するといった考え方です。
【原則5】小規模集約システム
時間と空間を余すことなく使って、かつ土地が効率よく完全に活用され、
しっかり管理できている状態を指します。
さて、10のうち5つの原則を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
なかなかイメージできない原則もあるかと思います。
これは、次回以降に具体的例を交えてご紹介したいと思います!
注)あくまでの筆者の経験や知識からの認識もございますこと、ご了承下さい。
参考文献「パーマカルチャー菜園入門」より
