皆さま、こんにちは!農縁団の藤田です。
前回以前、パーマカルチャーを実践する大前提として、3つの心構えをお伝えし
さらに、より具体的にデザインするための10の原則をご紹介してきました。
いよいよ、今回からは、パーマカルチャーの実践事例を見て行きたいと思います。
始めにパーマカルチャーの代表の1番手として挙げられるのは、
見た目もインパクトのあるスパイラル菜園です。
スパイラルとは「うずまき」といいますが、
その名の通り、菜園を渦が巻いたようにデザインされたものです。
このスパイラルの手法は、前回まで学んできた、
10の原則の中の「多様性」「小規模集約システム」などを考えてデザインされています。
まず、菜園を作りたい敷地を決めます。
広さは、自分が管理できる面積が良いでしょう。(小規模集約システム)
その次に、渦巻き状に中心が高くなるように石を積み上げて行きます。
石は蓄熱性がありこの機能も利用します。
石と石の隙間には、土や小石、漆喰などを詰めて崩れないようにしていきます。
結果として、盛り上った中心から底面までの勾配と楕円状に積み上げられたデザインは、
菜園の中で数々の日照や湿度パターンを創り出すことで、
様々な種類の作物を育てることが可能(多様性)になります。
また、菜園のそばに池があれば原則5の「エッジ効果」
が得られ豊かな生態系が作られます。
なお、スパイラル菜園については、手軽にパーマカルチャーを体感できるものとして、
HP上でも多くの方が、詳細な設計方法を紹介しています。
(スパイラル菜園)
2つ目は、キーホール菜園です。
こちらも、10の原則の中の「多様性」「小規模集約システム」などを
考えてデザインされています。
円形の畝の真ん中に鍵穴のような作業スペースを設けることで、
鍵穴部分の真ん中に入ることで、作業が格段にしやすくなります。
また、その形態から、作物を植える土を踏み固める必要もなくより
自然に近い形で作物を育てられます。
さらに鍵穴スペースに風や雨で運ばれてきた落葉などが溜まりやすく、
菜園内で栄養分を集めやすいことも特徴の1つです。
通常の畑の畝は一直線ですが、コンパニオンプランツ(多様性)
などもより実践しやすくなるでしょう。
(キーホール菜園)
ちなみに、これらの作業法や効果は、
先例が創ってきたもので、アレンジすることでよりパーマカルチャーな
独自の世界を観ることができるでしょう。
いかがでしたでしょうか?
次回は、ベランダ菜園をご紹介したいと思います。
注)あくまでの筆者の経験や知識からの認識もございますこと、ご了承下さい。
参考文献「パーマカルチャー菜園入門」より

