農家および農業経営者にとって、
市場(いちば)は流通に欠かせないところ
という確固たる認識がある。
市場には、活気に溢れている。
この賑わいは、昔から変わらない。
しかし、昔のやっちゃ場には、
消費者や飲食店、八百屋の人など、
多様性に溢れていましたが、
今の市場の様子は、ちょっと違う。
卸業者や仲卸業者、小売業者など、
生産者以外の農作物のプロが集まり、
売り買いが行われている。
要するに、生産者と消費者という、
はじまりとおわりの人にとっては、
全くの「ブラックボックス」に
なってしまっている。
先日、ある農業経営者さんに野菜の
仕入れで連絡をしたところ、
「直接畑に来るの大変だろうから、
大田市場の〇〇さんっていう、
卸売会社の倉庫に送っておくよ」
と、ご配慮をいただきました。
このメリットは、2点ある。
●畑まで野菜を取りに行くよりも、
距離的に近いし、時間も、
時間的制約が少ない。
弊社は浅草にあるので、
つくばの畑に野菜をとりにいくよりも
大田市場の方が圧倒的に近い。
それに、市場が空いている時間なら
誰かしら人がいるので、
時間的制約も少なくて済む。
●運送費用がかなり安い
通常の運送会社を使うと
ダンボール一箱だいたい
800円〜1000円くらい
運送量がかかりますが、
卸売業者におねがいすると、
送料105円とダンボール代100円で
送料がおさまりました。
今回は、大田市場でのことでしたが、
地方市場で考えると、日本全国、
あらゆるところにあります。
これまでのように、流通のプロが
あつまる「市場」という役割から、
生産者や消費者の直接的な
「媒介」という役割へ変化することで、
直接流通においても、
ポジションを確保することができます。
そう、まるで、まだ経済発展していない
地域の市場のように。
農家・農業経営者にとって、
系統出荷は従来通り大きな流通網。
でも、先進的な農業経営者を中心に、
系統出荷の費用的なデメリットや、
イノベーションの起こりづらさに、
気づいています。
その結果、促進される直接流通の
大きな波に、柔軟に市場や卸売業者が
立ち位置を変えることができるのか。
生産者と消費者をつなぐ役目として、
この動きを推進していきたい。
作り手と食べるひとが、つながる場として
田心マルシェを開催しています。
