ハタモクin名古屋 開催のご報告
今回ご縁を頂きまして、わたくし有冬典子(ありとうのりこ)が授業を担当しております名古屋市立大学にてハタモクを開催させて頂くこととなりました。
(サポートして頂いたハタモクの生田さん、名古屋エリア長花井さん、ありがとうございました。)
(サポートして頂いたハタモクの生田さん、名古屋エリア長花井さん、ありがとうございました。)
というわけで、僭越ながら、私が開催レポートを挙げさせていただきます。
前期集中講座で、キャリアデザインという講座(全15コマ)を担当しており、その中の2コマを使って開催しました。
当講座では、自己分析や社会環境を学ぶ以外に「働く意義を考える」という単元を設けており、
毎年いろんな手法でこの単元に取り組んでいましたが、今年は学びの仲間からの情報で、こちらの活動を知り、導入させて頂きました。
毎年いろんな手法でこの単元に取り組んでいましたが、今年は学びの仲間からの情報で、こちらの活動を知り、導入させて頂きました。
結果として、キャリアデザイン授業にとって、
非常にすばらしい場を頂戴したと思っています。
学生らの気付きや考察が、例年とは比べ物にならないほど深く、
社会人とヨコの関係でディスカッションするということの効果を目の当たりにしました。
参考までに、
私にとって印象的だった感想を一部ご紹介します。
「成功者の話を聴いても自分には関係ないと思っていたけど、本音で語ってくれて考えさせられることがたくさんあった」
「仕事の意味づけや原動力を考えてやっていかないときつくてやっていけない、という言葉を聴き、仕事への心構えが高まった」
「社会人とは、与えられた仕事をこなすだけの存在と思っていたけど、違った」
「社会人になっても、働く目的を見出すのは簡単ではないと知り、少し楽になった」(多数)
「社会人の方が、自分たち学生よりずっと学ぶ姿勢があることに驚いた(反省した)」
「働く目的は、食べていくため・お金のため、以外に考えらえなかったが、考えが変わってきた」(大多数)
「社会人の方々も働く目的を見つけられてはいないが、全員に共通していたのが『自分が幸せになるため』働いているということだった。
一次の浮き沈み(苦難)にも屈することがあっても、将来の幸せのため働く、という姿勢から、
それまで抽象的に感じていた『人生のハンドルを握る(※)』という言葉を体感として学びとれたような気がする。」
「働く目的を、自分のため、生活のためではなく、自分が本当に好きなことを長年続けることで、自らだけにではなく、周りにも幸せを与えることが出来る、と考えるようになった」
※人生のハンドルを握る、とは、私がキャリアデザインの授業を通して伝えているメッセージです。
「自分の人生をしっかり考え、自分で判断し、自分で自分を幸せにする責任を担おう」というもの。
また、上記報告以外にも、
ハタモクセッション中に社会人から承認の言葉をもらって勇気づけられた学生や、
ハタモクセッション中に社会人から承認の言葉をもらって勇気づけられた学生や、
社会人が自分の話を真剣に聴いてくれることに感動した学生、
悩み事を少し話してみたら、皆が一生懸命関わろうとしてくれたことを感謝する学生などおりました。
さらに、ハタモクの「共学び」方針に沿い、
社会人の方が学生からなるべく引き出そうとしてくださったことに、慣れないディスカッションに緊張していた学生らも本当に感謝し、かつ、そのファシリテーションスキルにあこがれていました。
また、社会人の方々も、学生からいろいろ学びや気づきを得て下さったというフィードバックもあり、その姿勢も学生の印象に残ったようです。
学生らにとって、今気づいたこと、将来気付くであろうことも含め、
今回の出会いで非常に貴重な体験をしたと思います。
本当にありがとうございました。
最後になりますが、お盆前の繁忙期にスケジュール調整をしていただき、
熱意ある社会人の方々にお集まりいただいたことを、心から感謝いたします。
<当日の内容(2コマ連続で開催:180分)>
1)1つの会社にずっと勤められた男性の話・講演会風の語り
(某生命保険会社勤務の50代男性)
(某生命保険会社勤務の50代男性)
2)やりたいことを求めながら、独立した男性の話・講演会風の語り
(行政書士30代男性)
(行政書士30代男性)
3)ハタモクセッション開始!
前段の講演会風な語りの中で出た概念を活用→働く目的を「原動力」「意味づけ」「やりたいこと」の3つの視点から考察。特に、学生にとって「原動力」に「お金のため」しか浮かばないなあと言っている中、社会人の方は「好奇心」「自己表現」ということを挙げ、学生らが目覚めていました。