重ね煮と発酵食で命を支える。
奈良の「発酵ばあちゃん」、竹村享子(きょうこ)です。
2月に行った「発酵三昧3日間」に始まった、この冬のお味噌作りのワークショップが昨日で全部終わりました。
麹を醸すのに使った麹蓋や押し板を干して、しばらくは蔵に入れてしまっておきます。
このワークショップを始めたのは、いつからなのかはっきり覚えていないけど、10年以上前からなのは確かです。
私がこういうことをすることができたのは、古い道具が我が家に残っているからで。
先ずお米を蒸したり、大豆を炊くときに使う2升釜や3升釜と蒸し器です。
蒸したお米を広げて麹菌を付ける押し板も昔から使われていたものです。
そしてなんといっても、麹を2日間醸す麹蓋。
私が麹を作り始めた時に、蔵に20枚ほど残っていました。
でも使っているうちにだんだん傷んできて、村の元大工さんに造っていただいたり、近くの友人に、使わない方からと言って譲っていただいたのもあります。
炊いた大豆をペーストにするミートチョッパー。
いつも子どもさんが喜んでハンドルを回してくれます。
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ブルーシートの代わりに使っている「むしろ」。
小さいので扱いやすいのです。
いろんな道具が残っていたので、このようなワークショップができたんだなあ、とちょっと感慨深く。
また大豆を種から蒔いて、育てることもずっとやってきました。
大豆を収穫してあとで使う「み」や「とおし」や「唐箕」。
いろんな物を残しておいてくれたご先祖様に感謝しなくては、と思ったことでした。
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