重ね煮と発酵食で命を支える。
奈良の「発酵ばあちゃん」、竹村享子(きょうこ)です。
我が家で開催している重ね煮の料理教室には、もうすぐ来て下さって2年になる方が、たくさんいらっしゃいます。
我が家に着いて他の方達と顔を合わせると、話が弾みます。
Nさんは、3歳のお子さんがいらっしゃる若いお母さん。
いつも家に帰る途中で料理材料を買って帰り、すぐに習った料理をします、と言われていてとても熱心です。
小さい時から身体が弱くて、お腹が痛くなり学校を欠席することが度々あったのだとか。
成人になってからでも、夏は入院することもあったそうです。
でも重ね煮を習ってからは、お腹の調子がよくなったと、とても喜んでおられます。
お正月に実家に帰って、お母様が購入されたお節料理をいただかれたたそうですが、お腹の調子が悪くなり、自分の家に帰って重ね煮を作って食べて、ほっとしました、と言われてました。
そういう話を聞いていた時に、
「急に仕事に出なくては行けなくなって、料理はできないけど、作ったお料理を残しておいてください~」と、MさんからLINEで連絡がありました。「了解~」と返事。
今日のメニューは小豆玄米ごはん、粕汁、重ね煮ふろふき大根、三種きんぴら、芋入りきび餅です。
粕汁は寒い冬にはピッタリですが、ちょっと手間がかかると思われています。
なぜかというと、具だくさんの味噌汁を作り、最後に他の容器に溶いておいた酒粕を入れる、という作り方だからです。
でも重ね煮では、お味噌と酒粕を陰陽の順に重ねた野菜の上に、最初から乗せて作るので、
あっという間にできます。
芋入りきび餅は、簡単においしくできるので、昔から私の好きなおやつです。
五分付きのお米と餅きびと、角切りしたさつま芋を一緒に電気釜に入れて、スイッチポン。
炊けたら、釜の中ですりこ木でついてさつま芋をつぶします。
2㎝くらいの大きさに丸めて出来上がり。
さつま芋が甘いので、砂糖を使わなくても甘くて、美味しい!
これに黄な粉をつけると、更に美味しくなります。
ちょうど出来上がったところに、Mさんが到着しました。
遅くなってごめんね~、と言いながら、食べ始めたMさんは「あー、まったりして癒されるぅ」とパクパク。
今回も皆さんに助けてもらいながら、楽しく料理教室を終えることができました。
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【発酵伝承講座】
麹が醸される様子を五感で感じるスペシャルなイベントです。
麹に聞かせるコンサートで、人も醸されて発幸するよ。
◎発酵三昧1泊3日 at田原本
日時:2月10日㈯10時~12日㈪15時
会場:竹村自宅
参加費:30,000円
お申込み ↓ ↓
◎発酵三昧1泊3日 atモモの家
日時:2月23日㈮10時~25日㈪15時
会場:竹村自宅
参加費:28,000円
お申込み ↓ ↓
◎麹から作る味噌仕込み(全て3月)
麹を作る日と、お味噌を仕込む日の2回我が家に来ていただきます。
時間:麹の日は10時~13時(ランチ付き)
お味噌の日は14時~16時
参加費:1単位5㎏6,000円、2単位10,000円
①8日㈮と10日㈰
②14日㈭と16日㈯
③20日㈬と23日㈯
④23日㈯と25日㈪
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