重ね煮と発酵食で命を支える。

奈良の「発酵ばあちゃん」、竹村享子(きょうこ)です。

 

暮れが近づくと、母が一生懸命に沢庵漬けをしていた姿を思い出します。

今、沢庵漬けは、夫と二人三脚の暮れの行事となりました。

大根を畑で作るのは夫で、9月に沢庵用の大根の種を買いに行くことから始まります。


沢庵用の大根は、一般に出回っている青首大根と違って、細長くスマートな形をしています。青首大根は太くて、干しても水分がなかなか抜けなくて、丸い樽に入らないのです。

先週大根を60本ほど引きました。

 

 

 

 

家に持って帰り、5日間ほど干していました。

 

 

 


今日その60本の大根を沢庵漬けにしました。

沢庵漬けにする時に使うのは、糠、塩、干しておいた柿や蜜柑の皮、昆布、鷹の爪です。

 

 

 

 

大根を樽に入れる時に、樽に沿わせて丸くしますが、青首大根はこのようにできないのです。

 

 

 

 

大根の上に、分量の塩を混ぜた糠を入れ、その上に大根葉、果物の皮などを入れて、ミルフィーユ状にしていきます。

 

 

 

 

最後まで大根とその他の材料を重ねていって、一番最後に大切なこと、それは重しです。
大根の重さの最低2倍の重しをしなければならないから。


大根60本の重さを量ると32kgありました、最低64Kgの重しが必要!

40Kgと30Kgの大きな漬物石が昔から我が家にあり、それを使います。
大根の上に重石を乗せるのは大変で、二人でやっとのことで乗せることができました。

 

 



 

数日後に大根から水が出てくると、重しを半分位にします。
3週間位で食べられるようになりますが、色は最初の内は薄い黄色です。

日が経つに従って、黄色が濃くなり、いわゆる沢庵色になっていきます。自然な黄色になっていき、着色料を入れなくてもよいのです。

ちゃんと重石をしていると、夏までおいしく食べることができます。

糠漬けのようにかき混ぜる必要がないので、漬ける時はちょと大変ですが、あとは何もしなくていいので、楽な漬物だと私は思っています。


今年も沢庵講座を12月19日に行います。

大根以外は、糠と塩と昆布と果物の皮のみで、本当に美味しい沢庵ができます。
20Lの桶で、使う大根は8本位になると思います。

 

 

◎沢庵漬け講座

 日時:12月19日㈬10時~13時

 会場:竹村自宅(奈良県田原本町)

 参加費:6,500円(ランチ付き)

 お申込み ↓ ↓

 

 

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◎健美膳料理(重ね煮)初級健康コース№3

 重ね煮の体験入門講座に参加いただいた方に。

 単発受付中

☆日時:12月11日㈪10時半~14時

 会場:a la main(アラマン)木津川市

 参加費:6,000円(+お茶代500円)

 

☆日時:12月16日㈬10時~13時半

 会場:竹村自宅(奈良県田原本町)

 参加費:6,000円

 

 

【真綿おいねを作りませんか】

 日時:1月19日㈮10時~15時

 会場:竹村自宅

 参加費:4,000円 材料費別 (ランチ付き)

 お申込み ↓ ↓

 

 

 

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