重ね煮と発酵食で命を支える。
畑薬膳アカデミー代表、奈良の「発酵ばあちゃん」こと竹村享子(きょうこ)です。
昨日は「畑野菜のワークショップ」でこんにゃく作りをしました。
まず畑に行って、スコップでこんにゃく芋を掘ります。
残念ながら小さい芋しか出てこなくて、一昨日自然農をされている方に分けていただいたこんにゃく芋を使うことにしました。
参加してくださった牧香奈子さんが、レポを書いてくださいました。
【こんにゃく芋から作るこんにゃくは絶品!作り方レポ】 | 看護師が伝える予防医学と食養生 / 0歳からの予防医学と食育makana®︎(zoomオンライン・全国・海外) (ameblo.jp)
こんにゃくを作るには、待ち時間が結構あります。
待ち時間の間に畑に行って、サラダにするレタスや二十日大根を収穫。
以前畑で収穫していたジャガイモや人参、いただき物の野菜などで作った野菜のポトフを昼食に作りました。
ところで、私が最初にこんにゃく作りの体験をしたのは、もう25年ほど前です。
綾部市で農業体験塾をされていた方の所へ行った次女と三女が「よくしゃべるおもしろい人やったよ。いろんな話をしてくれて、楽しかったー」と毎回家に帰ってから、楽し気に話をするのです。
中高生対象のようでしたが、私も行けるとわかって、何回か子どもといっしょに行きました。
ある時に、こんにゃくを作ってくださったのですが、作りたてのこんにゃくのお刺身がおいしくておいしくて!
そして今考えると、25年前は大阪でマンション暮らしをしていたのですが、平日は仕事をして、月に一度、土日に綾部市の田舎に行くのが楽しみでした。
自然の中で、一緒にご飯を作り、おしゃべりしながら食べて寝る、というような経験がその頃の私にとって癒しとなっていました。
それが今「畑野菜でワークショップ」をしている原点だと気づいたのです。
うちの家に来てもらい、季節の野菜や果物を収穫、それを使ってジャムや豆板醤などの調味料や保存食作りをしてもらうということは、普段土から離れて生活している人に、楽しんでもらえるのではないか、と思ったのです。
「畑野菜でワークショップ」では以下のようなことをしてもらいます。
●畑から野菜や果物を採って、手作りで何かを作る。
●合間にその時の野菜や果物が育つ様子を見てもらう。
●畑の野菜で簡単な蒸し煮や鍋物を作って、お昼ご飯にする。
●たくさん野菜があれば、収穫してお土産に。
実際今までに「小松菜の間引きって初めてしました、楽しいですね」「オクラって、ズッキーニってこんな風になっているんですね!」「レモンのトゲが長くて痛ーい」というように、畑では皆さん驚きの声を上げて、楽しまれます。
でも皆さんが言われている事はみんな、私が都会のマンションから、田舎の実家に帰って畑で感じたことなのです。
でも何年か続けているうちに、私が一番楽しんでいるのではないかと思いました。
「畑野菜のワークショップ」というのは手段であって、畑に人が集まってくださる事を、私がしたいのですね。
こんにゃく作りは来年もしますよ~。
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