いい香りに包まれて梅林の中に入って行きました。1000本もの紅梅、白梅が斜面に
咲き誇っています。ちょうど10時から法会がありました。
青空の中、梅を通して向こう側には宝塚市内や、六甲連山から甲山がが見渡せます。
さて、ここから奥の院を目指します。手すりのない橋を渡り、階段を登ります。
いつもの丁石を辿る観音道ではなく、右側の山道を登りました。
石ころや、階段は少なく登りやすかったです。
2㌔ほどの山道を1時間30分ほどで奥の院に到着しました。
大悲水と厄神誕生
15代応神天皇の御代に疫病が蔓延、応神天皇と政争に敗れた押熊皇子の祟りだと
恐れ、これを鎮めるため押熊皇子の墳墓へ使者を遣わせたところ、一羽の白鳥が
飛び出て来て大岩に降り立つと、そこから清らかな水が湧き出しました。
それ以来、疫病は治り押熊皇子の御霊は厄除神として大岩の窟に祀られ
湧き水は諸疫を祓う清水となり「大悲水」とよびました。日本で最初の厄神さまを
お祀りするようになりました。現在は震災のため清水は出なくなりました。