開運は自分を知ることから始まる 羽田一彦のブログ -78ページ目

五大本能について その3

算命では人間の本能を5つに分類しています。

守備本能、伝達本能、引力本能、攻撃本能、習得本能 の5種類です。

以前には、守備本能、伝達本能について書いたので、今回は引力本能について書いてみます。

この引力本能は、算命で使う星では「禄存星(ろくぞんせい)」と「司禄星(しろくせい)」という名前で表します。

そして禄存星は陽の引力本能。司禄星は陰の引力本能。

引力とは、そのまま魅力の本能でもあり、人を引きつけたいという本能でもあります。

ただ、引きつけるのは人だけではなく、いろいろなものも引き寄せる力になります。

ですので、この星は財運の星でもあります。

禄存星は陽の引力本能で力が強いので、大きく財も引き寄せます。ですので、江戸っ子ではないですが、「宵越しの金は持たない」ような気前の良さがあります。

ですので、「回転財」という意味もあります。

入って出て、入って出て、というイメージです。

これに対して司禄星の場合は陰の引力本能なので、引き寄せる力が弱いので、集まってくる財も小さいです。

なので、入ってきたお金は、なかなか使いません。少ししか入ってこないので、不安です。

不安があるので貯金します。そこで、「蓄積」という意味があります。

しかし、「ちりも積もれば山となる」で、時間はかかっても、やがてはそれが大きな蓄積になっていきます。

また、引力本能は、愛情の本能でもあります。

人を引き寄せて愛情を与えたいのです。

禄存星は陽の星で力が強いので広い範囲へ愛情を注げます。

これに対し司禄星は陰の星で力が弱いので、限られた範囲にしか愛情を注げません。

なので、禄存星にはボランティアという意味があり、司禄星には家庭という意味があります。

また、男性にとってですが、この禄存星、司禄星は異性を意味します。

特に司禄星は「家庭」という意味もあり、奥さんでもあります。

これに対し禄存星は広い愛情でもあり、奥さん以外の異性という意味にもなります。

なので、宿命にどちらの星もある男性の場合、奥さん以外の女性に縁があるとか、結婚が一度で済まない可能性があります。

ただし、禄存星と司禄星があるから、必ずバツイチになるわけではありませんので誤解しないでください。


私の師匠

私の師匠は横井伯典という名前で、築地で一人暮らしをしながら鑑定所を開いていらっしゃいます。

この築地に十年近く通ったのですが、この方の授業が面白く楽しくて、いつの間にか十年経ってしまいました。

が、弟子としては不肖の弟子。いつまでも師匠を超えるどころか、足下にも及びません。

この方、以前はよくTVにも出てらしたそうですが、その頃は、私は全く占い等に興味がなかったので、全く知りませんでした。

師匠のお部屋にお邪魔すると、歴代の総理大臣(もう全員、鬼籍に入ってらっしゃいます)との写真もあり、あまり口にはされませんが、そちらの方々とのおつきあいもあったようです。

この師匠の良いところは、全く飾らないところ。江戸弁のべらんめえ口調に近い話し方も気持ち良いのですが、新しいことを思いついたりすると、すぐにしゃべってしまいます。

なので、いわゆる「秘伝」のたぐいは、この方にはありません。

「俺はすぐにしゃべっちまうからな」



この方、一応は気学も四柱推命も人相もこなされるのですが、

「俺は易しか信じてねえ」のだそうです。

ですので、気学の方々が忌み嫌う凶方位など全く気にしていません。

これまでの引っ越しも全て「五黄殺」を使ったそうです。

なぜなら、易が良かったから。

占い仲間の方達には「横井君、そんな方位で引っ越したら死んじゃうよ」などと言われたそうですが、そんなことはおかまい無し。

「易が良いってぇから引っ越ししたんだ。五黄は良い方位だ」そうです。

そんな師匠ももう米寿が近くなってきました。

昨年末は骨折されて、例年の新年会も開けなかったのですが、まだまだお元気なご様子。

不肖の弟子が大勢おりますので、米寿と言わず、白寿まで頑張っていただきたいものです。

周易の構造

東洋の占術は、陰陽五行説をベースにしています。

陰陽五行(いんようごぎょう)といっても、陰陽と五行は別々の概念だったのではないかと思われます。

これが時代を経るにしたがって一体となり、やがて十干や十二支といった記号が考えられたのではないでしょうか。

算命学や四柱推命などの干支を使う占術では、陰陽と五行の両方が組合わさった、干支という60種類の記号を使いますが、易(周易)の場合は、基本的に陰陽のみで、五行の概念はありません。

周易には64種類の卦(か)とよばれる陰陽の組み合わせがあります。

一つの卦は爻とよばれる陰と陽の記号が6つ組み合わせられていますので、2の6乗は64。

となるのですが、陰と陽の記号が3つ、組合わさったものを小成卦といい、これが8種類あります。

乾(けん)、兌(だ)、離(り)、震(しん)、巽(そん)、坎(かん)、艮(ごん)、坤(こん)という8種類になります。

この8種類の小成卦を2つ組み合わせると、8×8=64 となり、それぞれに名前がつけられています。

そして、それぞれの卦に卦辞(かじ)という言葉がつけられています。

また、それぞれの卦は6つの爻で構成されているので、それぞれの爻にも爻辞(こうじ)という言葉がつけられています。

この卦辞、爻辞の言葉を判断に使います。

たとえば、ついさきほど、待ち合わせをしていた友人からメールがありました。

「ごめん。急に気分が悪くなって、行けない」とのこと。

そこで心配になって易をたててみたら、天雷旡妄の九五(天雷旡妄という卦の5爻)でした。

この爻辞には、

「旡妄の疾あり。薬することなくして喜びあり」

彼の、気分が悪い、というのは旡妄の疾。つまり、予期せぬ病気であり、原因の無い病気だから薬を用いなくても、自然と治る。という意味です。

ほっとすると同時に、彼にメールで返事をしておきました。

これほどはっきりと、病気の占に対して病気の爻辞を得るというのもまた、易の妙味ではないかと思います。

ただ、これほどぴったりする卦なり爻なりがいつでも出るわけではなく、時にはう~んと唸ったまま考え込んでしまうようなこともしばしばありますが。

ただ、そういった分からない易も、しばらく経って見直してみると、お~っ! そういうことだったか!

と腑に落ちることがよくあります。

誰が書いたのかは分かりませんが、また、何故、こうもぴったりの卦爻を得るのかも分かりませんが、そこがまた易の面白さかもしれません。