EOS R6を購入してから2か月が経ちました。
プロのカメラマンの使用レビューなどは色々と出ていますが,鉄道撮影においてのレビューはまだ少ないですよね。
自分のような素人のレビューが参考になるか分かりませんが,2か月間使用した感想を述べたいと思います。
僕はR6を購入する前は7D mark Ⅱを約2年半使っていました。鉄道撮影という分野では,最もポピュラーな機種であったと思います。1DXシリーズには価格以外で大きな優位な点はありませんでしたが,5Dや6Dシリーズには優位な点が多数あり,7D markⅡはフルサイズ機ではないものの鉄道撮影においては大活躍してくれるカメラでした。
父の5D mark Ⅳを借りたことがあります。
5Dはとても良いカメラだということは分かっています。しかし,鉄道撮影という点においては,連写が足りなかったり,測距点が足りなかったりと,7DmarkⅡに劣る点もありました。
そんな訳で僕は,7DmarkⅡからフルサイズ機へ移行するのを躊躇していました。
しかし2020年7月。EOS R5とR6が発表されました。その時ついに,7D mark Ⅱをすべての点で上回るフルサイズ機が出たと思いました。鉄道撮影においても,フルサイズ機が最もポピュラーな機種になる時代がきたと思いました。
こうして僕はEOS R6への移行を決めました。
なぜR5にしなかったのかというと,価格が高すぎるという点と,2000万画素で十分だという点です。
ここから先は,以前使っていた7DmarkⅡと比較しながらレビューしたいと思います。
・画質は変化したのか
EOS R6 SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG contemporary
388mm 1/500 f6.3 ISO100
画質は多少は良くなったと思います。しかし,このような快晴の状況では,7DmarkⅡでも似たような写真は撮れたと思います。条件が良ければ7DmarkⅡとさほど変わらないかと思っています。
・初期型サンニッパを付けてみて
EOS R6 EF300mm F2.8L USM
300mm 1/3200 f3.2 ISO160
R6がそんなに素晴らしいのか,手にしてすぐは疑問に思っていましたが,初期型サンニッパを付けた瞬間に,これはすごいカメラだと確信しました。
昭和時代の設計のレンズということもあってか,7D markⅡにつけると,ピントを外したりピントが甘かったりする時も多々ありました。
しかしR6に付けると,ピントがビシッと合うのです。しかもミラーレスなので,ピント調整も必要ありません。
YouTubeで活躍されている西田航さんが,ミラーレスカメラはEFレンズの資産価値を高めると言っていました。彼のいうことをすべて肯定するつもりはありませんが,その点においては共感しています。
・暗所での撮影
EOS R6 EF70-300mm F4-5.6L IS USM
83mm 1/200 f5.6 ISO6400
僕が鉄道撮影において,一番フルサイズ機が欲しかった理由は暗所に強いからでした。
さすがフルサイズ機,ISO6400でも十分使える写真です。7DmarkⅡではここまでISOは上げれません。
EOS R6 EF70-300mm F4-5.6L IS USM
70mm 1/100 f4.5 ISO32000
ISO32000でもこれだけ綺麗に写るのです。
夜に走るネタ列車も,場所にさほど拘らず撮影できるようになりそうですね。
・サードパーティ製レンズとの相性
EOS R6 SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG contemporary
600mm 1/800 f8 ISO500
SIGMAのレンズをつけていますが,問題なく使えます。高速連写撮影+も使えます。
一眼レフだと,SIGMA製のレンズだと前ピン後ピンの個体が多く調整が必要でしたが,ミラーレス機にその必要はないようです。
・連写性能が制限されるレンズ
EOSR6 EF24-105mm F4L IS USM
95mm 1/500 f8 ISO500
7DmarkⅡに劣る点は,レンズによっては高速連写撮影+ができないという点ですね。R6は古いレンズは高速連写撮影+が使えません。これは痛いです。しかし,AF性能が良いので,ちょっと引きで撮ってトリミングすれば,決定的瞬間を逃すことはなさそうです。
・EVFは光学ファインダーに劣るのか
EOS R6 SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG contemporary
313mm 1/500 f6.3 ISO250
急にズームするとたまにファインダーがぐわぁんとなることはありますが,許容範囲だと思っています。ズーム流しもストレスなく行えました。
ファインダーの見え方は,慣れてしまえば平気です。ビデオっぽいとも感じません。長時間ファインダーを見続けるのは目が疲れて大変かもしれませんが,鉄道撮影においてはそんなにファインダーを見続けることはないので,大丈夫かと思います。
・悪天候での撮影
EOS R6 EF70-300mm F4-5.6L IS USM
188mm 1/1000 f6.3 ISO2000
7DmarkⅡを使っているときは,ISOを上げすぎないように注意していましたが,R6ではその心配は無くなりました。悪天候でもシャッタースピードをしっかり稼いで撮影しています。常にISOオートで撮影して良いのではないかと思います。
しかし,防水性能は気になるところですね。7DmarkⅡの時より濡れないように気をつけて撮影しています。
・AF性能
EOS R6 SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG contemporary
238mm 1/640 f5.6 ISO100
AF性能は素晴らしいですが,レンズが初期サンニッパのように極端に古くなければ,7DmarkⅡとさほど変わらないと思います。AFのカバーエリアも増えましたが,7DmarkⅡも概ねすべての場所をカバーしていたので,7DmarkⅡでも十分かと思います。
しかし,R6はレンズの F値に拘らず測距点を使えたり,暗所でのAFが強かったりと,7DmarkⅡに上回る点はいくつかあります。
あの7DmarkⅡに劣らないAF性能を持っているうえに,上回る機能も兼ね備えたR6は,鉄道撮影においては良いカメラだと思います。
・総評
EOS R6 EF70-300mm F4-5.6L IS USM
221mm 1/640 f5 ISO100
結論から言うと,EOSR6へ乗り換えてよかったと思います。
フルサイズ機として高い性能を兼ね備えている上に,AFの精度や連写は7DmarkⅡを上回ります。
ついに7DmarkⅡを倒すフルサイズ機が登場したのです。
ここまで散々褒めてきましたが,EOSR6の良い点は,鉄道撮影という点において,7DmarkⅡと比較した場合の話です。
いま5DmarkⅣを使っている方なら,AF性能や連写性能に不満がなければ,無理に乗り換える必要は無いのかと思います。
5DmarkⅣを使う父親と,同じ場所で鉄道写真を撮ると,だいたい同じような写真が撮れます。
僕は7DmarkⅡから乗り換えたので,様々な点に感激していますが,5DmarkⅣと比較したらまた感じ方は変わるのでは無いかということを,最後に付け足したいと思います。
最後になりますが,僕は現在はEFマウント用のレンズしか持っていません。これからRFレンズを購入したら,さらにR6の性能を引き出せるのかもしれません。とても楽しみです。