国内産とつくだけで他より高値が付いても売れまくっていた野菜生鮮食品。

いまはタダに近い値段でも買わない。

酷い話だ。

安全性を意識する気持ちを否定する気はないが

じゃあ日頃から、
農薬まみれの土地で作られた虫も喰わない国内産野菜も、
意識しながら取り組んできたのは、
そのうちどのくらいの人々かな?



凶作でお米が取れなかった年、
敢えてササニシキなどのブランド米を買い占めた人達がいた。…自分には美味しいブランド米しか合わないと豪語していたね。

国内米を買い求め夜中からスーパーの前に並んでいた人達がいた。
いわゆる「抱き合わせ」米はどんなに安くても、棚に積んであっても、売り切れなかった。



「事情が違う」と反論あるだうね?


でも似たようなもんだよ。


公式記者会見以外からの
煽るような報道、ネットの無責任な情報の流出。
きちんとした取捨選択もせず、
ヒステリー状態になりながら差別的言動まで撒き散らす有り様、周囲で起こり始めている。

「いわき」ナンバーというだけで、都内に来るなと囁く人々さん?
ぶっちゃけ品川、横浜、湘南ナンバーを付けた車、東北には沢山あるんだよ?
そもそもナンバープレートで判断…くだらんよ実際。


事故現場で働いている人々だって今はヒーロー扱いだが、
現場から戻ってきた時にどのような眼差しを向けるのかな?

お疲れ様、ご苦労様、有り難うと言いながら、陰では被爆しているのよと囁くんじゃね?



水洗いで落ちる放射線物質。
茹でることで更に減る放射線物質。
どうせ普段から含まれているんだから、落として減らせばいつもと変わらんだろ?

残留農薬の恐ろしさを考えたことはあるか?体内に残るんだよ?
食品添加物の発ガン誘発率、ハンパないんだよ?

変わらんよ?


冷静になりなよ。
野菜栽培農家の人が自殺してしまった。
「あぁ、やはり」
避けられない事態が起こってしまった。

福島原発事故による放射線物質検出などから、出荷停止を余儀なくされる近隣県の農業や漁業。
…深刻な事態である

亡くなった人の畑はキャベツ畑だったように記憶する。
収穫を待つキャベツ達が、整然と畑に並んでいた。
この全てを廃棄しろ という通達を聞いた瞬間、この人は畑の真ん中で何を思ったのだろう。

自然災害で田畑がダメになる事は毎年どこかで起きている。
でもそれは多分一過性のもので、出口の無い状況下までは至らないと思う。

しかし。

放射線物質による田畑への影響は現段階の収穫物に限らず、
畑の土、水、空気 全てが汚染され、すぐには取り去る事が出来ない。
今植わっている野菜を廃棄したあとその土に新たに野菜を植えても、それもやはり「汚染された野菜扱い」にされてしまうのだ。
しかも原子力発電所内の復旧作業がままならないなか、放射線物質は各地へ広がり続ける懸念があるのだ。
加えて大丈夫と言われている他の野菜ですら敬遠されているという事実。
自殺した人を更に追い詰める要因に、なっていないとは言い切れるのだろうか?



目の前が 突如、切り落とされた崖っぷちになってしまった

崖底も見えず 対岸も見えず 真っ暗な洞穴のような将来が ただ眼前にあるだけ

どれほどの恐怖と苦しみと絶望を感じたのだろう



「生きていれば必ず…」と言うのは容易い。
しかしその立場に置かれた人間にとっては、
多分その言葉は、何の意味も持たない記号にしか聞こえないのでは無いだろうか。

心が弱いと誹謗する人もいるだろうが、
もしその立場に置かれたら、同じ選択肢を選ぶかもしれない可能性がないと言えるだろうか。

誰にも責める権利は無い。
誰にも咎める権利は無い。
ただ
この人の選んだ選択肢を無駄にしてはいけない。

私はそう思う。
ここを読んでいる方、いるのでしょうか?
こちらは東京です。

情報は伝わっていますか?

こちらでは、支援物資やインフラ整備が、街によりかなり偏っていると聞いています。
支援物資を送るのは盛んになされていますが、ターミナル基地が一緒であれば、
やはり偏りは続く一方なのかもしれません。
できる限り隅々にまで行き渡ることを願いながら、日本赤十字社などに頼るばかりです。


有り得ないような津波の映像が、あらゆる角度から日々新しく映し出される毎日でもあります。
こういう映像は人間の神経を麻痺させ、もっと衝撃的な映像を!と争う、マスメディアが怖いです。
テレビで見る津波は、こちら側に溢れ出てくるワケでは有りません。
あの映像が、液晶枠のなかでなく目の前で展開されたのだと自分に言い聞かすのですが、
…ごめんなさい
視覚で認識するのが精一杯です。


余震はどうでしょうか?

東京は殆ど感じなくなりましたが、それと入れ替わるように、福島第一原子力発電所事故による放射線物質汚染のかげが色濃くなってきています。


福島県の皆様

私達が日々当たり前のように使用していた電気の一部が、
まるで還元されない福島の地にあること…恥ずかしながら今回初めて知りました。
私達の生活にこれほど電気が深く入り込んでいたことは「計画停電」でよく分かりました。

これからは無意味な電力消費は控えて、なるべく原子力発電所に頼らない生活を…と心に決めたのですが、
もはやそれどころではない事態にまで来てしまっているようです。

福島県の存在そのものを、根幹から揺るがす事態にまで広がっているようです。

海外メディアで流れた、14日に起きた第三号機の大爆発、あれはいまだに国内では発表されていません。
あの爆発、もしかしたら福島県の方々は知っているのかもしれない…

私達は放射線物質の線量を毎日メディアを通じて聞いています。
しかし、自分の周囲の線量ばかりに気を取られやすくなっています。
最も深刻なのは福島県であることを忘れてはならないのに…




こちらでは「いま私にできること」がキーワードです。

でも実際には難しいです。

知識も経験もないままボランティアに参加するわけにいかず、
義援金を送っても、その使い道まで指定できるわけでは無く、
生活基盤を提供できる場所などが有るわけではなく
仕事を斡旋できるコネもなく、
すべては政府任せですが、
その政府に私達が伝える声は残念ながら届いていないようです。

風評被害を出さないことが、水際作戦的ではあるもののなんとか出来ることかも知れません。

ただ風評被害に呑まれるヒトは、情報のある一ヶ所のみに敏感になっていて、
どんなに呼びかけてもそれ以外の言葉が脳に伝達されない状態です。

でもそれを作ってしまう環境がここ東京にあるのですから、それが申し訳ないです。


もうすぐ新年度です。

その時にまた一斉に報道合戦がなされるだろうと思います。

しかし、段々と関心が薄まっていきそうで心配です。

震災から最初の一週間はどの番組も震災情報だったのが、
一週間明けたら、ドラマやコメディ番組が流れるようになりました。

震災から半月たった今では、特集とニュース以外ではあまり流れなくなっています。


もし被災地の方がここを読んで、東京との温度差を感じたら、伝えてください。

微力ですが 生の声 として拡散することは出来ます。

継続していかなければ救援と復興には繋がらないと思うのです。

最後になりましたが、被災地の方々、お身体には何卒気をつけてください。