※試験的に改行の空白を変えてます
某大手私鉄、宝塚線川西███駅
少し離れたところの情報案内所
Aが目を覚ます
A「...朝5時。まだ早いけど、起きておきますか。」
Aが野戦キャンプから出てくる
A「おー、ちょうど日の出だ。なんだか、体が温まる感じがする。
Cはお餅の寝言を言ってたな。
どれだけお餅が好きなんだろう。」
Aは化粧室へと歩く
A「...なんだか、静か。
いや、別にみんな朝に弱いから、人いなくてそりゃ静かなんだけど...
...なんか破れたスペードのエースが落ちてる。
せっかくの最強カードなのに破るって、何があったんだか。」
Aが化粧室に入る
A「ここが化粧室...」
鏡が曇っている
A「...鏡...曇ってない?
昨日って、そんなに曇るような天気だった?
まあいいや。顔洗って目を覚まそう。」
Aが軽く蛇口を開け、顔を洗う
A「...なんか、音が近づいてき──」
C「わぁーーっ!!!」
A「うわっ!?!?」
C「へへっ!不意を突かれちゃまずいですよ、Aさん!」
A「...ちょっと、小突いていい?」
C「ごめんなさい!!!!
...まあそれは置いておいて。
いいものを見つけたんですよ!ちょっと来てください!」
A「はあ...今のを二度としないなら。」
C「しないですよ!...多分!」
A「君のせいで、折角の寝間着が芸術的なデザインになったんだけど?」
C「...ゴメンナサイ...」
AとCは洗面台を離れ、別の場所へと向かう
C「...これです!」
A「これは...?」
C「私たちのグループは、オーブ内でも通信が可能な、特殊な"端末"を持ってるんですよ。」
A「それが、これってこと?」
C「ええ。でも、持ち主が誰かなぁ...って。」
A「Bのだったりしないの?」
C「いや、あの人はこんな端末じゃなかった気がします。
それに、この端末を使うのは私たちのチームだけなので、
顔見知り以外が持ってることはありえません。」
A「なるほど...どうしようね。」
C「端末自体が機密の塊なので、放置もできませんし...
あ。Aさん、端末持ってないですよね?」
A「うん、そうだけど...えっまさか」
C「そういうことです!どうぞ!」
A「...そもそもこれ、本当に動くの?動いたらそれは魔力か何かじゃない?」
Aは端末をポーチに入れた
端末。スマホみたいな形だけど、そうではない感じ。
画面は光るように改造されてる。操作はA,B,セレクト,スタート、十字キー。
カセットが入っていて、アンテナが生えてる。
「GB&カラー共通」って書いてある。…取り換えればゲームもできるらしい。
でも、今は売ってない。古すぎる。BもCもこのタイプじゃない。
土にまみれて、苔まで生えてる。
電池2本で20時間動くらしいけど──
あんまり触りたくない。というか、絶対に触りたくなかった。
あとでCにはこっぴどく叱ってやろう。
C「どうですか?」
A「...やっぱり端末ってより、これゲーム機じゃない?」
C「...まあ、通信が可能なら大丈夫です!立派な端末ですって!
それに、そんな古すぎる見た目してるゲーム機、誰も盗まないと思いますよ!」
A「うぅ...まぁ、使ってみる。」
C「...じゃあ、戻りますか?」
A「うん、Bも起きてるかもしれないから。」
C「起きてるといいですね!」
AとCは野戦キャンプの近くへと戻る
Bが野戦キャンプの前で立っている
B「...お、来たね。」
C「お、やっと起きましたか!」
B「うん。寝心地はどうだった?」
A「...まあまあ良かったです。
...そういえばこれ、Cにもらったんですけど。」
B「お、GBカラー端末じゃん。
うちらのグループの黎明期のやつ。懐かしいわねえ...
...で、A。これ、渡しとくね。」
A「これは...拳銃?」
B「うん。上の人から支給されたやつ。」
Aは拳銃をポーチに入れた
拳銃。黒光りしてる新品。けっこう安いらしい。
小型のくせに結構重いけど、持つ分には片手で持てそう。結構安価らしい。
製造国と製造番号が書いてる。結構最近。
G社というところが作っている、17型の拳銃らしい。
型自体はかなり古いけど、8~12年周期でブラッシュアップされてる。
これは第202世代とか言うらしい。でも、あまり昔とは変わってないとか。
プレスチェックしたら、しっかりと弾が入っているのが見える。
マガジンを外す。17発きっちり装填されてる。
弾は先端が丸いから、一発で致命傷にはならなさそう。
B「私がいるからまぁ大丈夫だけど、変にはぐれたら嫌だからね。
で、使い方はわかる?」
A「....まあ、一応。」
B「ならよかった。」
A(...これが...あるから。)
Aが横目でカバンを見つめる
A(結局これは...何だったんだろう?
...あ、なんか思い出せそうな気がする...)
~続く~