ここは、人類が殆どいなくなったとある地球のお話。
A「...ここ..は..??」
Aは自分の置かれている状況に理解が追い付いていない
A「雲雀ヶ丘...花屋敷の...平井車庫?
どうしてここに..?」
空は緑に染まり、地は茶色になっている 唯一変わっていないのは太陽と月だけだ
しかし、Aは何も考えずに歩くことにした
眼球に一つの電車が映る
A「8040...か。」
8040という型番の2両編成の車両だ
A「動くかな...?」
Aはパンタグラフを上げる
火花の散る音と、電気のつく音が聞こえる
コンプレッサという名の、歓喜のファンファーレが鳴り響く
「プゥココココ....」
A「お!動いた!」
どうやら、まだ電気は通っているようだ。
A「とりあえず、カギは刺さって...るな。
動く向きを前にして...よし、ブレーキ抜いて動かしてみるか。」
「ウィ~~~~~ン」
東芝GTOの鋭い音と、錆が取れる音がする
A「めちゃくちゃ錆びついてるな...めちゃくちゃ揺れるし、あまり速度出したくはない。」
しかし、Aはまだ今の状況を理解できておらず、とりあえず人のいそうな「大阪梅田」を目印に進み続けた。
道中の事など、覚えてすらいない。
しかし、中津への橋が崩落していた。
A「くそ...!」
日本で一番狭いホームの中津駅も、今は崩落し、川の水底に沈んでいる。
A「とりあえず、十三に戻るか...」
Aは十三に戻った
十三に戻り、ドアを開ける
A「戦果なし、か」
B「ここに人が来るのは珍しいなぁ。」
A「!? な...なんだ!誰だ!」
B「大丈夫、大丈夫。私は一般人だから、貴方を殺したりはしないよ。」
A「ならよかった...」
B「一応靴にピストル隠してるから、できるにはできるんだけど。
まぁ、する必要もないし。」
A「それで、貴方の名前は..?」
B「私はーーロードペーサーって呼んでもらったらいいよ。
逆に、貴方に「what about you?」って言いたいんだけど。」
A「hmm...それが上手く思い出せないんだ。」
B「思い出せない...?」
A「なんだか、もやもやするような...うーん。
数十分前に目覚めたもんで、パニックになってるんだ。」
B「ほう...その様子だと、この世界について"説明"がいるようね。」
A「説明...?」
~続~