■北上次郎さんの解説文庫捜索を始めて、2年以上。

最後の一冊、と思っていた

阿部牧郎『失われた球譜』文春文庫を見つけ、

「ついに完全制覇!」

全部そろった……と思っていたら、

持ってるつもりで、家にも実家にも無かった

ヒュー・ハウイー『シフト』角川文庫。

最後の一作。

 

真のコンプリートを目指して、

前回、「@ワンダー」「羊頭書房」、池袋のブックオフ」に行って、空振りだった

ことまで書きました。

その続き。

 

うーん、意外にてこずる。

で、考えました。

少しでも楽に手に入れたい、と近場の店を巡って無駄足を踏むなら、

もう、最初から切り札の店へ行きましょう、と

そこで、いきなり行きました

「ブックセンターあずま 茂原店」。

僕の中では、東京近郊では最も巨大で、

懐かし系文庫が最も充実している古書店です。

家にあったのは三部作の完結編『ダスト 上下』だけだったので、

ここで第一部『ウール』と『シフト』あわせて、それぞれ上下巻4冊まとめて

買っちゃえばいい、と思ってました。

3時間弱かけて行きました。

 

ありませんでした。

ホント。

かすりもせず。

な―――ぜ―――ッ

茂原まで2時間以上かけて来たのに―――ッ

いや、お店のせいではないな。

僕が勝手に、あると決めつけてただけやから。

帰りに駅改札前のパン屋でパンを買って、とぼとぼ帰りました……

 

■さあ困った。(関東の)切り札を使ってしまって、どうするかですよ。

途方に暮れましたねー。

そんな中、確か火曜の『ヒルナンデス』終わりで、午後が空いていた時だったか。

今からなら南砂町の「たなべ書店」には間に合うな、と思って

とりあえず行くことにしたんです。

ちなみにいうと、「たなべ書店」は

駅前店が文庫専門で古め文庫が充実していて、

本店は比較的新しめ文庫中心、コミックや他の書籍・雑誌などが充実している店。

駅前店、と言いつつ、駅からの距離は本店とほぼ同じ。

ほんの数十m駅側にある、というだけなんですが(笑)。

そこが好き。すぐ行き来できるからね。

で、駅前店は最近16時過ぎくらいには閉まってしまうんですよね。

だから今ならギリギリ間に合うかなと。

ダメモトで行ってみたら、

「おお!」

あるじゃん、ヒュー・ハウイー!

ただし第一部『ウール』上下。

肝心の『シフト』はありませんでした……

「いや、でも近づいてる!」

と自分に言い聞かせました。

一歩、前へ進んだんだから、ヨシとしよう。

 

そして、運命の25年6/12がやってきたんてす!

木曜日、会議が終わって、ふと頭に“ある古書店”が浮かんだんです。

それは公津の杜の「ほんだらけ」。

公津の杜は成田空港駅手前なので、

実は、新橋駅からは、都営浅草線が京成線直通なので、

うまくタイミングが合えば、ほぼ乗り換えなく時間もかからず着くんですよね。

で、この日、新橋駅に着いたら、ホント、スムーズに行けたんです。

今から思えば、導かれていたのか(んなこたぁ、ないな)。

 

6月なのに既に夏の暑さの中、公津の杜駅から歩いて「ほんだらけ」へ。

そして、海外ミステリー文庫のコーナーへ行ったら……

「あった―――!」

そこにはヒュー・ハウイーの第一部『ウール』上下とともに、

第二部『シフト』上下が

並んでいました。(完結編『ダスト』は無かった)

ついに……

ついに本当に、正真正銘、

まごうことなきコンプリートの瞬間!

 

……と言いつつ、その後、リストに無い北上さんの解説文庫を見つけたりするので

(その話は後日、書きます。今も捜索中)

いつ、どうしたらコンプリートなのかは曖昧なんですけどね。

とりあえず、2年前、書店で配布されていた

「北上次郎解説文庫リスト」

載っていた全作品は、これで、全て揃いました。

ネットで買えば、多分、すぐに揃えられたとは思うけど。

マイルールとして

「店頭で買う、手に入れる」

ことにこだわって、ついに辿り着きました。

 

でも、誰も褒めてくれるわけでもなく(笑)

べつだん、駆けずり回った日々が

走馬灯のように頭をよぎる、なんてことも無く

一人、加齢によるふくらはぎの張りを感じつつ帰宅しました(笑)

 

というわけで、では、(一応)最後に入手した北上さんの解説文庫、

ヒュー・ハウイー『シフト』角川文庫で、

北上さんはどんな解説を書いていたのか?

 

……は、なんか疲れたので、次回にしていいですか?

(もったいぶってるわけではありません。ガチ疲れ)