【かなみ(緒川佳波・16)】
2021年3月28日21時、SHOWROOM配信で3月31日をもって事務所を退所すると発表したかなみは、しばらく沈黙の日々を続けていた。
4月末にSHOWROOMではなく初のミクチャ配信を行い、その配信でのイベントに参加することになった。
東京美少女図鑑という、いわば女優に向けて登竜門的位置づけとみてもいいイベントではある。
雑誌掲載へのプロセスは容易ではなく、予選20位内は問題ないが、上位10名がファイナルに進むセミファイナルで苦戦を強いられることになる。
かなみはこのイベントでの意気込みを示してはいるものの、普段通りのまったり配信を行っていることから、このイベントは、しばらく活動できない自身の存在を示すために参加しているとみてよい。
新プロダクションに向けて模索中と前記事で書いたが、実際は動いていない。
それは、コロナ禍であること以外にも理由があるからだろう。
3月27日、約7か月でAnemOneが活動休止(実質解散)となり、その日のラストライブに橘まりあさんの姿はなかった。
3月6日のソロ生誕祭での成功を収めた後、諸事情により2週間休養すると事務所運営サイドが発表しながら、2週間が経過した25日の上野野外ライブと27日のラストライブにも出さなかった。
それは、契約上の問題もしくは、かなみよりもひと足早く退所が決まっていたからだろうか。
ちなみに、まりあさんもかなみ同様、今現在をもって事務所からの発表がされないままである。
しばらく活動できないのは、理不尽な先例によるものからだが、2年前のことでもあり、多少なりとも改善されているかもしれない。
さて、かなみがイベント参加している「東京美少女図鑑」は、その名のとおり美少女でなければならない。
かなみは女優としてメジャーを目指す。
なにか相容れないイベント。しかし、美の進化がとどまらないかなみにとって、うってつけなのかもしれない。
かなみと同じくらいの美少女は他にもいる
でも、かなみのように映画のヒロイン役になれるほど演じることはできない。
かなみと同じくらい演じられる人は他にもいる
でも、かなみほどの美少女はいない。
了