《佳麗(かれい・整っていて美しいさま)》
2019年、私はかなみ(緒川佳波)をメンタリティとアイデンティティの特性のほか、美の進化の観点でも注目してきた。
1月の時点では大きな差があると見ながらも、かなみの美の進化ぶりに気づいていた私は、春頃にはあるアイドルを引き合いに出して意識させるようにしてきた。
あるアイドルとはもちろん、AI(アクトレスインキュベーション)5期生でもあった【和田あずさ(あずあず)】。
ちなみに、このふたりは昭和20年6月の沖縄戦での女学生を描いた舞台「清らかな水のように〜私たちの1945〜」で、あずあずは2016年、かなみは2018年に同じ配役を演じている。
比較されるのは本意ではないと察するところ、かなみはあずあずの話題には喜んで返してくれる。まあ、ライバル関係でありながら中森明菜が松田聖子に対して抱いていた憧れみたいなものか(たとえが古い)。
8月、そのふたりの浴衣姿を撮る絶好の機会が訪れた(あずあずは7月にも浴衣姿があった)。









8月までまったく対面がなかったふたりが、9月7日、ついにその時が訪れた(六本木・ポニーキャニオン)。
ホワイトキャンパスの出番が君の隣のラジかるん(君ラジ)よりも早く、出番後すぐに特典会だった。
私があずあずと話せたかを聞くと、かなみは「入れ違いで(あずあずとは)話せていない」と。

ホワイトキャンパスの特典会が終わり、すぐに君ラジのライブを見て特典会にあずあずと話すべく待ったが、なかなか姿を見せない。
体調不良で特典会は欠席かと半ば諦めていたところ、ついにあずあずが姿を見せてくれた。
あずあず「かなみちゃんに会って、写真を撮ってもらったよ〜」

ところで、かなみは女優になるとしながらも、つい最近まで宝塚への夢を持っていた(本人いわく、身長が足りなくてあきらめたとのこと)。
なるほど、この美声を聴いて納得(11月3日・下駒込)。
(波乱の最終章につづく)