かなみとは2週間ぶりの再会となった(2019.12.7池袋サウンドピース)。
寒波が訪れたかと思うほど、都心とは思えない底冷えするこの日の寒さ。そんな寒さを言い訳にせず、かなみはライブ後の会場外での撮影を快く受けいれていた。
「2週間ぶり」ということは、先週はかなみを見ていない。11月30日のライブにかなみが出演しているにもかかわらず、である。
その時はいろいろ考えていたが、私が閉じこもって考えたところで、何の意味があるのだろう。それを払拭(救済)したのが12月1日の【尾野寺さん(尾野寺みさ・リリバリ)】と【あずあず(和田あずさ・君ラジ)】による「一問一答」の秀逸さ。
尾野寺さんの真面目で教科書的な模範、あずあずの規格外な閃(ひらめ)きさが、この日のわずかな時間でうかがい知ることができた一方で、相手(子ども)の(心理・身体的)状態を思い図らず、小さなことで感傷的になりがちな自分自身がどれだけ愚(おろ)かなことかに気づかされた日になっていた。
さて、12月7日(土)のホワイトキャンパスは15:20〜35(15分尺)の1本のみ。
それでも迷いなく、かなみ(だけ)を見に行くことを早々に決めていた。結局、夜は他を回すことはなく、都内滞在時間も3時間なかった。
かなみに会いたかったとは口にこそ出さず、受験、今年のホワイトキャンパスとしての出演は21日(土)のみとなったこと、AI(アクトレスインキュベーション)は受験休みとなる2020年1月以降も引き続き出演することなどをかなみから聞き出した。
とはいえ、私の本旨はそこにはなく、実はかなみに謝ろうと思っていた。それでも、撮影でのかなみの優しい顔を見て、「かなみはわかっている」と感じ、言葉にしなかった。
ほんのわずかなかなみとの優しい時間の共有、そのためだけにこの日の私は動いていたのだと。