7月21日、私は酷暑で憔悴しきった関ヶ原から名古屋に戻り、しばし休憩後の夕方、金山にあるライブハウス「クラブサル」に向かった。
2月に名古屋ReNYでワンマンライブを観たのを最後にご無沙汰していた「名古屋CLEAR'S」を観るためである。
名古屋CLEAR'Sは班長「りほちゃこと神田理保」を中心とした8名で活動しており、現在は新曲「掃除が大事」のリリイベ中だ。
ライブでりほちゃがこちらを見て少し驚いた表情にみえたので、存在に気付いてくれたのかなと嬉しく思った。
この日のセトリは「スタハン」で始まり、「掃除が大事」、りほちゃが現体制では初めて披露するとした「ハローハローハロー」など、最後の「ビビビ・ビューティー」まで、休むまもなく一気に歌いあげた。
空調がさほど効いていないこともあったが、メンバーは汗をびっしょりかいており、ライブの激しさを物語っていた。
特典会で、はーちゃん(永田華)は、久しぶりの再会を喜んではくれたが、ずっと来てくれないことにさびしかったと話した。はーちゃんは4月から短大生となり、名古屋CLEAR'Sでの活動以外でも、レポートや実習に遅くまで奮戦している。それだけ充実している証だといえよう。
まいち(愛澤麻衣)は滝のような汗をかきながらの特典会だった。笑顔で話すことが好きで仕方ないのが伝わってくるのはいつも通りだったが、頭の回転が早いメンバーでもあるので、何ができるのかいつも考えているように映る。
新しい試みに挑む中で、どんな形にできるのか期待したい。
名古屋CLEAR'Sの舵取りを担う中でも、やや元気がなさそうに見えたりほちゃに、「あと2年頑張ってね」と私が話した際、「どうだろうね」と返したことから、檄(げき)を飛ばす意味で、最後にもう1度声をかけた。
そのやりとりは割愛するが、いろいろ考えると臆病になる。りほちゃに元気がなさげに見えたのは、名古屋CLEAR'Sとメンバーを常に考えて活動しているからだと感じた。