2月19日(月)、東京CLEAR'S SMILEのライブが代々木ミューズで行われた。
先週末の時点では、19日は平日、しかも19時台の早い時間でのライブだったために行くつもりはなかった。
しかし、17日の目黒鹿鳴館でのSMILEの特典会で、メンバーの小夏心愛(こなつみあ)さんと19日のライブには駆けつけられないと話した際に、残念そうな表情が脳裏をよぎったままこの日を迎え、午前中で仕事を片付けて、急きょ午後から休みをとって代々木行きを決めた。
私が一人のアイドルさんのちょっとした仕草なり表情で、ことさら自らの行動に影響を受けることはないのだが、そうさせてしまう小夏さんは、それだけ魅力があると言わざるをえない。
小夏さんは昨春SMILEに加入した高校2年生。17歳とは思えない豊かな感性を持ち合わせていることは以前から気づいていたことだが、それはいつも若いエネルギーをステージで発揮するというより、ファンがつめかけてくれてるかどうかによって、繊細さが表れることがある。
SMILEは昨年8月、既存の3人から新メンバー2人が入り、3人でSMILEを大きくしていきたいと考えていた小夏さんにとっては、当初は受け入れがたい気持ちだったはずだが、今や5人がひとつになって良いチームになった。ただ、その反射効として、ファンの分散が小夏さんにはマイナスにもなっているかもしれない。そのことが、チームとして評価されつつありながら、ついてくれるファンが思うように増えないジレンマを抱えているのが現状のようだ。
正直なところ、ファンがいきなり増えることはない。ファンの数と関係なく、ひとつのライブを全力で、魅力を伝えられるかによって、少しずつ認知されるようになる。ただ、そうでありながらも、感性が豊かであればあるほど、ステージで如実に表れるのもまた魅力ではないかともいえそうで、それがまた悩ましいところでもある。
表情だけ見ても、小夏さんの魅力が伝わるように思うので、この日は多く撮りたかった。観る者を虜にするだけの能力は秘めており、これから注目したいメンバーであることは、いうまでもない。