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―アメリカ ヒューストン


あれから五日後の


午前11時、彼らはヒューストンに降り立った。



伊月「…ヒューストンに、ひゅー、ストン!キタコレ!!!」


日向「意味わかんねっつの!!!!!」


木吉「ひゅーって落ちて、すとんって着地って意味なんじゃねーの?」


日向「律儀に説明してんじゃねーよ、だアホ!!!!!!」



リコ「やばいわね…、これじゃあ監督の仕事より、この本場の試合を見るのに入り浸ってしまうかも…」


火神「そっすかね?俺慣れてるからわかんねえ…です」


黒子「なんだか、色々大きい気がします…?」


突如、黒子に大きな影が覆いかぶさる。


目の前に立つのは、金髪で青目をしている外国人だった。


ひょい


その外国人は黒子をひょいとつかみあげる。




外人「オー、コドモガココニイタラアブナイデスヨー」


黒子「…」


外国人はニコニコと、~子供~(ていうか幼児)を見ているように笑いかけると


ストンと黒子をおろし、手を振った。



外人「ジャアネ―」



黒子はおもいっきり座り込んで笑っている選手たちに対して

真顔で




「さすがに殴っていいですか」




―――――――



―テキサス州 ヒューストン JAXA



六太は今日の訓練に区切りがつき


早いが昼食をとろうかと考えていた。



「ムっ君!」


「おっ?ケンジ!」



そんな時さわやか男前smileで六太を呼んだのは六太の友人【真壁ケンジ】。


六太が宇宙飛行士になるための試験でできた親友だ。



「何してるの?ムっ君」


「あー、もう昼飯たべようかなーって思ってたんだけど、ケンジは?」


「ああ、僕もだよ」


「そうか!じゃあ、昼飯食いにカフェテリア行く?」


「喜んで」



真壁はこれまた男前smileで快く了承した。


六太とケンジは、カフェテリアの窓側に席に座り、ハンバーガーが乗った


トレイを机に置いた。


六太はハンバーガーセットについているポテトをぱくりと頬張って


コーラのジュースのストローに口を付ける。



「そういえば、ムっ君」


息を吸い込み、ジュースを口に運ぶ


「ん?」



「バスケの強豪がここに来るって知ってる?」



ぶふうっ!!!!!!!!!


あまりの事に、六太は盛大に噴出す



「ッケホッけほっ…」


「だ、大丈夫かい、ムっ君?!」




真壁は立ち上がり、咳き込む六太の背中を擦る。


六太が落ち着くと真壁は席に戻って座った。




「どうしたんだい急に?」


「ごめん、まさかケンジも知ってるとは…」



苦笑いを浮かべながら、再びポテトを口に運ぶ




「バスケの強豪って奇跡の世代が居るとか言うとこだろ?」


「そうそう、ムっ君知ってたんだね」


「日々人に教えてもらったんだよ。知らねーっつったら、世間知らずって言われたけどなw」


「そうなんだ!じゃあ知ってるよね、明日だったかな…試合があるっていう」


「おー、言ってた言ってた」


「一緒にいけないかい?」


「…あー、ゴメン!ケンジ!日々人と一緒に行く約束してるんだよー…」



申し訳なさそうに六太は謝ると


ケンジはそれなら仕方がないねと、スッと身を引いた。



「なんの話だ?」


ぬっと急に現れたのは、同じく宇宙飛行士の【新田 零次】だった。


流石にこいつは知らないだろうと思いながら、そのことを話すと


予想外に【ああ、俺も知ってる】と言葉を返され、なにぃっ!と驚愕の声を上げた。



このクールな新田が知ってるという事は、俺は日々人に言われた通り


物凄く世間知らずなのではないかと、少し落ち込む。



「なんだ、南波知ってたのか。じゃあ、南波試合一緒に見に行こうぜ」


いつも以上にいつも通りな新田を見て、またクールぶってやがるな…と


内心疑いながら【なんでケンジも新田も誘うの俺!?】という不信感も覚えていた。



「ごめん、新田。その日は日々人と約束してて…」


「…ふうん。じゃあ日々人さんと一緒でもいいぜ。俺、見にいきてぇけど、その日しか休みねえし」


「ああ!それはいい考えだね新田君!そうだよムっ君。四人で行けばいいじゃないか!」


ケンジのあまりない興奮気味な笑顔に若干押されていた俺だったが


それもそうだなあと断る理由もないので了承することにした。





「えー!!!!ムっちゃんOKしたのかよ―――!!!!」



ふくれっつらで日々人はソファにごろりと寝転がる。



「え、なんで!?駄目だったのかよ!?」


「あーもう、久しぶりに兄弟水入らずで行きたかったのに――ー!!」


「…なんか、ゴメン…」



それなりに会話もなくなっていた俺たちにそんなことを考えてくれていたのに


あんなに軽く了承してしまった少し前の俺に嫌悪を覚えていた。














――――――――――――――――――――――


宇宙兄弟の方が前面に出ている感じですが、話の流れ上


多く出さなくてはいけなかったのでご了承ください。


黒子の方は、すこし公式の話のネタも少し入れてみたのですが


わかりましたかね?



まだ続きます!