何時の世もアーティストが内面を見つめて
アート作品を作るのは、アーティストの仕事です!
何時の世もマーケッターが売れるものを見つけて、
拡販するのもマーケッターの仕事です!
でもでもでもですね~
アーティストとマーケッターは、
いつも口論しています。
その内容はこんな感じです!
アーティスト:
大衆に迎合するなんて、アーティストの恥だし、
死んでもそうすることは出来ない!
マーケッター:
そう言うけど、売れないものを作っても
売れないし、だれも喜ばないじゃん!
って、昔から作りたいものと売れるものは
水と油の関係で、相容れない性質を持っているのは周知ですが、
不可能とも思えるこれらの関係性を融合するための
プロジェクトが始まっています…
そして、この関係性にも答えは存在するのが最新の考え方です!
僕の考えでは、
売る側:マーケッターとしても行うべきことがあり、
作る側:アーティスト・デザイナーにも行うべきことがあります。
この水と油のような考え方にも接点は作れますし、
解決することも可能に思えます。
例えば、前提条件としてモチーフの存在があり、
アーティストはモチーフを元にアイディアを膨らますわけですが、
マーケッターはこの段階ではまだ関わっていません!
マーケッターは、出来たものを見て、売れるか?売れないか?を
判断するわけですが、ここがそもそもおかしいわけで、
なぜ?マーケッターは、モチーフを元にプロモーション戦略を
考えないのか?
って、こういう前後関係がとても重要で、
イノベーションはこういうところに存在していると
考えています!
単純に言うと、物を作る前にモチーフを元に
マーケティングプロモーションを考えればいいわけです。
それに合わせて物を作れば、適合する可能性が高いわけで、
アーティストもアイディア属性が同じになると思うけど…
もっと現実的に言うと
マーケッターの仕事として、販売後のCRM(フィードバック)ではなくて、
販売前のCRM(リサーチ)を行うことで、商品開発のようなスタンスで、
ものづくりに参加できるのではと思いますが、こういう部分に
目が行かないのが、各メーカーの苦しんでいる背景なのでしょう!
更に言うならば、アーティストの独自性を軽視して、
優れたアーティストすら参加していないものづくりが、
横行していることさえ考えられます。
これでは、だめですよね~?
完全に文化がないし、ひとりよがりな大衆迎合の、
つまらない、アイディアのない業界の典型です!
それに対して、アップル社の成功要因の一つに
スティーブ・ジョブズ氏のアーティストとしての
感性が影響しているように感じます。
どの成功者にもなかった、アーティスティックな感性や、
美学が、アップル製品のいたるところで見られます。
見た目美しいデザインだし、感触も、使い勝手も
すべてがアート作品のような美しさを持っています。
ジョブズ氏の見た目のこだわりは、画面やフォント、
インターフェイスや形状、端末の質感など
あらゆるところに網羅されています。
そして、大量生産も可能にした!
これがイノベーションの理由だと思います。
もちろん音楽のダウンロードや、
ライフスタイルの提案などの属性のマッチした、
優れたマーケティング戦略があったのは自明です。
ここで、現実的な開発方法ですが、僕の考えるやり方は、
CRMで事前にリサーチを行うことで、
ある程度の売れやすいモチーフを洗い出すことでき、
ヒット製の高い属性に絞り込むことが可能です。
ここで抽出したモチーフを元に
アーティストの感性でイメージしたものを
製造するといったアプローチで、
イノベーションが起こせるのでは?と考えています。
やればできるぜ!これからは…