公私ともにバタバタと慌ただしい毎日で、
このブログもすっかりスローペース…。
とはいえ、
寝る間も惜しむほど忙しい…
というのともちょっと違う。
GW後のお店は閑古鳥だし、
時間に追われているというよりも
気が急いてるといった方が
当たっているかもしれない。
お店では最近
売上が芳しくないにもかかわらず、
知らない人が聞いたら耳を疑うような
クダラナイ話の応酬を
相変わらず繰り返す私とスタッフ達…
今月で退職する中西とは、
別れを惜しむべく
今まで以上に凄絶なボケとツッコミ…
(今度書くつもり…)
仁田のヅラ疑惑再燃…
(今度書くつもり…)
研修生タッキーの知られざる笑撃?素顔…
(今度書くつもり…)
嗚呼…
今までだったら
すぐにでもブログに書きたい
オモシロネタが連日満載だというのに、
どうも指?が進まない…。
五月病だろうか?
それとも男の更年期?
(ナイナイ…)
強いていえば、
今後の店の新体制や親の介護など、
今のところ一つ一つは
早急な大問題ではないにしても、
なんだかこれまでの自分自身の生活に
変革が訪れようとしている気配があるのだ。
私はこう見えて、
ボブ・ディランの
“Like A Rolling Stone”
(転がる石のように)
というよりも、
レッド・ツェッペリンの
ロバート・プラントが
名曲“天国の階段”で最後に叫ぶ
“To Be A Rock
And Not To Roll”
(動かない岩となれ)
というタイプなのだ。
そう…
私は自他共に認める“箱入りオヤジ”だ。
メンドクサイことや分からないことを
周りがやってくれることに慣れてしまうと、
次第に自分から動こうとせず、
変革を伴う新しいことに対し
億劫になってしまうのだ。
先日…
あまりにちっぽけな話で恐縮だが、
私は生まれて初めて“レジ閉め”を経験した。
お店を運営しているのだから、
毎日閉店後にレジを閉めるのは当然である。
しかし…
私は30年以上この仕事を
続けているにもかかわらず、
一度たりともレジを閉めたことがない。
なぜなら…
その前に帰ってしまうからだ。
今後中西がいなくなれば、
必然的に私がやらなければならない
という場面もあるだろう。
でも、閉めたことがないのだから
やり方も分かるわけがない。
私は“箱入りオヤジ”ではあるが、
決して“我が儘オヤジ”ではない。
これまでにも何度か
“レジ閉め”を覚えようとしたことはある。
「オレも念のため覚えとこうかな…」
ポツリ私が言うと、
その度にスタッフ達は、
「GMはそんなこと覚えなくて結構です。
ボク達がちゃんとやりますから」
というので、
その言葉にずっと甘えてきたのである…。
その日私は、
「今日はオレがレジを閉めて
入金までやってみよう!」
と宣言すると、
スタッフ達は驚きの表情を隠さなかった。
それはまるで、
社会党の土井たか子(知らないか…)が、
“山が動いた”
とでも言うように…
自らを“レジ閉めの魔術師”と
勝手に名乗る仁田に、
私は教えを乞うことにした。
中西よりもズル賢い分、
早技・裏技テクニックを
この男は知っていそうだったからだ。
人にものを教わることが苦手な私だが、
こればかりはしょうがない。
『ここは、こうやるんですよ!』
『いや、そこ違います!』
『さっきの画面に戻って!』
『あなた一体いくつですか!!』
(最後の言葉はウソ…)
最初は健気に仁田の指導を受けていたが、
いつもと立場が逆転したとはいえ、
心なしか得意満面の表情で
熱弁を振るう仁田を見ているうちに、
なんだか腹が立ってきたのである。
結局私は集中できず、
一回で覚えることができなかった。
しかし、変革を恐れていては前に進めない。
こういう時に私がよくやることは
身の回りを整理することだ。
最近の私は休みの度に
自宅の大掛かりな断捨離を遂行中だ。
過去を引きずった自分の荷物を捨て、
身軽になればなるほど
一歩前に進みやすいはずだ。
膨大な数の本、雑貨、書類、服、靴、鞄…
今までにも年に一度くらいはやってきたが、今回はその比ではないのだ。
いつもなら見て見ぬふりをするモノにも
大きなメスを入れていく…。
懐かしい昔の写真を発見しても
感傷に浸ったりもしない…。
大量の音楽ビデオやレコード、
ツアーパンフを発掘しても心を鬼にする…。
しかし、これは迷った…。
それは押入れの奥底に眠っていた
大量のカセットテープである。
LPレコードを買うお金がなかった
中高生の頃…
学校近くにできた
当時は夢のようなレンタルレコード屋や、
そいつの持っているLP目的で近づいた
仲も良くない友達から借りたレコードを
ダビングした思い出のカセットテープ…。
部屋の中ではもちろん、
ドライブ中のクルマの中でも…。
海やプールサイドではウォークマンで…。
こっそりお店のBGMでも…。
20代前半まで
どこへ行くにも欠かせなかった、
私の青春が詰まったカセットテープ…。
どうしよう…
結局私はすべて捨てることにした。
もう昔を振り返るのは
止めよう!
私は過去との決別を選んだ…
とカッコよく言いたいところだが、
再生する機器がもうないからである…。
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カセットテープの中に
こんな曲があったのを思い出した。
変革を恐れるどころか、
まるでそれをライフワークにしていた男…
「David Bowie」
“Changes”(変革)
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メンズビギ 横浜店 GMより
コチラも見てネ❗️

