ダガヤサンドウ散歩だがや~…
(いい加減にしろ!)
さて…
我々は運転見合わせや
遅延の時の迂回ルート以外は
滅多に利用しない
東京メトロ副都心線の北参道駅で
初めて降りて地上に上がった。
あ、ここだったのか…
目の前は見慣れた明治通りで、
ちょうど原宿と新宿の中間地点である。
大通りよりも路地が好きな私は、
すぐに小さな交差点に入った。
ここは一歩路地へ入ると交通量も少なく
古い建物も残る静かな住宅街である。
大きなビルやマンションも特になく、
これといった豪邸が並んでいるわけでもない。
ところが、
どことなくスノッブな空気が流れている。
何でだろう?
と思い観察してみると、
歩いている人達が垢抜けているのだ。
それもそのはず、この界隈には
たくさんのアパレルやデザイン事務所が
住宅街の中にひっそり佇んでおり、
威圧感もなく見事に溶け込んでいるのだ。
出版界の風雲児「幻冬舎」の社屋もある。
我々が行ったランチタイム前後は、
そんな人達が路地を闊歩していたのだ。
ちなみに…
メンズビギの本社がある渋谷区南平台界隈も
ひっそりした住宅街であるが、
こちらはお金の匂いがプンプンする…。
それに比べてダガヤサンドウは、
背伸びもせず気負いもない街並みだ。
庶民的で生活感が漂う中にあっても、
開発に取り残された悲壮感はない。
坂の多い風景もなんだかイイ感じ…。
我々がまず訪れた場所は、
この界隈の中心的パワースポット
「鳩森八幡神社」だ。
作家デビュー前の村上春樹氏が
この辺に住んでいたことがある。
彼がオーナーを務めたジャズ喫茶
「ピーターキャット」もこのすぐ近く。
鳩森八幡神社は、
今でもハルキスト達の聖地となっている。
そしてこの神社には、
都内最古の「富士塚」が現存している。
江戸時代に富士登拝が叶わぬ
庶民のために作られたもので、
富士登山と同じ御利益があると
云われている。
富士塚と言えども侮るなかれ…
私は何度か足首を捻りながらも
遂に登頂成功!
鳩森八幡神社なので、
おみくじが鳩というのもユニークである。
その愛らしいネーミングと
たくさんの緑に囲まれたこの神社は、
厳かな雰囲気というよりも
親しみやすく明るいイメージである。
桜の樹を見上げていると神社のすぐ裏手に
テレビで見覚えのある建物を発見!
それは、言わずと知れた
日本将棋連盟の本部がある
将棋会館であった。
我々はちょっと興奮気味に
ベテラン棋士と女流棋士を装いながら
ズカズカと中に入っていくと、
一般人も利用できる売店があった。
駒や将棋盤は100万円を超える
芸術品レベルのものまであり、
見ているだけで思わずウットリ…。
こんな道具を使っていつか対局してみたい…
と思ったが、
その前に各駒の動かし方を覚えなければ…。
2階の将棋道場で、
熱い対局を繰り広げる少年達を尻目に、
私は用足しを済ませ会館を出ようとすると、
すぐ横を見覚えのある男がすり抜けた。
日本将棋連盟会長の佐藤康光氏である。
後を尾行しようとする妻を
私は必死で制した…。
次に向かったのは、
今回の散歩で私が一番行きたかった場所だ。
2020年東京オリンピックのメイン会場
新東京国立競技場の建設現場である。
建設現場オタクの私としては、
これ以上興奮する場所はない。
しかし…
あまりのスケールに圧倒された私は、
大手ゼネコン幹部を装って
ズカズカと中に入ることはしなかった…。
再び散歩を続けた我々は、
「スパイスキッチン鳩ノ森」で、
遅めのランチとドラフトビールで
しばし充電…。
その後、JR千駄ヶ谷駅をくぐり抜け、
最終目的地である新宿御苑へ…
お花見シーズンに有名スポットに来たのは
初めてかもしれない。
が、しかし…
ここはアルコール持ち込み禁止で、
入園前に手荷物検査がある…。
という気づきを得た一日であった。
次回の東京散歩は
世田谷~…
これはウソ。
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これはナゼか私の桜ソング…
これ、結構合うんです。
「Led Zeppelin」
“Ramble On”
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メンズビギ 横浜店 GMより
コチラも見てネ❗️

