男の定番品《ホワイトハウス・コックス》PART 2 | メンズビギ マルイシティ横浜店 GM(ゼネラルマネージャー)の極私的ブログ

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PART 2 とは言っても、
PART 1では本題について
まだ何も触れていない。

今回も本題に入れるかどうか微妙である。

いっそのこと、タイトルごと変えた方がいいかもしれない…。

さて…

本題の《ホワイトハウス・コックス》
(英国老舗レザーグッズブランド)


私が初めてこれを見て購入したのは、
1990年に原宿明治通り沿いにオープンした
『ユナイテッドアローズ1号店』である。

今や、日本を代表するファッション小売業
となった『ユナイテッドアローズ』。

セレクトショップという名を世に広めた
立役者でもある。

ご存知の方もいらっしゃるだろうが、
ユナイテッドアローズは、元々ビームスにいた重松理氏がビームスのバイヤー30名を引き連れ離脱して立ち上げた会社である。

手頃で分かりやすいアイテムを扱う路線にシフトしようとしていたビームスから、
゛本物゛を扱うセレクトショップを求めて独立したという。

前回の記事で登場したTUBEの斎藤久夫氏は、重松理氏と旧知の仲。
もう一人の栗野宏文氏は、重松理氏とともにユナイテッドアローズの立ち上げに関わった、元ビームス腕利きのバイヤーである。

この辺りの人脈が、その後のメンズファッション業界を牽引していったのは間違いない。

当時、私はすでにこの業界にいたが、
バブル経済に陰りが見え始め、
我々DCブランドブームのピークも過ぎ、
ファッション業界全体にも異変が起きようとしていたのを肌で感じていたことを思い出す。

そのタイミングでのユナイテッドアローズの出現は、業界内外でかなり話題になった記憶がある。

バブルによって、世界基準のイイモノを肌で感じてしまった日本人にとって、
誰もが知る欧米の高級老舗有名ブランド以外にも、こんなにイイモノがある! と教えてくれるセレクトショップの存在は、
画期的とも言えた。

また、他人と差別化を図りたいオシャレな人にとっては、まだ日本では知名度の低い、知る人ぞ知るブランドを紹介してくれるセレクトショップは、情報発信基地となっていく。

もちろん私は、オープン直後の『ユナイテッドアローズ1号店』に行った。

店内には、私が勝手に師と仰ぐ
バイヤーの栗野宏文氏が、
自ら接客する姿もあった。

今でも覚えているのだが、
その時購入したのは、アイクベーハー(MADE IN USA)のコーデュロイBDシャツ、ヒル&ドレイク(MADE IN ENGLAND)のレジメンタルタイ、そしてホワイトハウス・コックス(MADE IN ENGLAND)の二つ折り財布だった。

当時のセレクトショップは現在と違い、
本当の意味でセレクトショップだったような気がする。

バイヤーが世界中からセレクトしてきた商品が中心で、まだオリジナル商品の割合が少なかった店内は、まるで宝箱のようだった…

えっ、 何?
ホワイトハウス・コックスの話はどうしたかって?

今日もまだいいか…⁉

これじゃ、
ホワイトハウス・コックスの話を
やるやる詐欺 になってしまう…

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「キング・クリムゾン」
゛偉大なる詐欺師

またプログレになっちゃったよ!
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メンズビギ  マルイシティ横浜店  GMより


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