最近すっかり忘れていたが、
当ブログのテーマ別カテゴリーの中に
《男の定番品》というのがあった。
これは、私が今までに投資してきた
膨大な服や小物の中から生き残った、
これぞ!という名品をご紹介する
企画である。
どれだけ投資してきたかについては、
あまりにも怖くて知りたくない。
きっとそれは、
高級外国車1台どころではなく、
都内の新築一戸建てに匹敵していたかもしれない。
さらに恐ろしいことに、
その中の何割かは失敗である。
かと言って、
今さら嘆いてもしょうがない。
人間は、たくさんの失敗を経験して勉強していくものだ。
(こんなことお客様には言えないが…)
どんな道にも 早道はない❗
もちろんファッションの世界は、
移ろいやすい。
さらに、本人の年齢や生活環境の変化による趣味嗜好の移ろいもある。
でもそれら全ては、元を正せば
社会を取り巻く環境に起因している。
ファッションは、その時代の社会を映す鏡だからだ。
考えてもみてほしい。
バブル時代に皆が欲しがった、
肩パッドがパンパンの
カラフルなダブルのソフトスーツを、
吉川晃司風に今着ていたら、
タイムスリップしたドラマの1シーンの
撮影現場と勘違いされるか、
JKの集団に指を指され笑われるか、
お母さんに連れられた幼児が泣き出すか、
善良なお年寄りが目を背け下を向くか、
最後は警官に職質されるのがオチであろう。
しかし…
そんな時代の荒波にも影響されず、
存在感や価値をを失わないモノがある。
それこそ本物の
《男の定番品》なのである…
ふーむ…。
悦に入って、能書きが長くなってしまった。
本題は何だったっけ?
あ、そうそう。
英国老舗レザーグッズブランドの
《ホワイトハウス・コックス》だった。

さて、本題に入る前に
私がファッション業界で勝手に師と仰ぐ、
二人の人物をご紹介しよう。
一人の名は、斎藤久夫氏。
一貫したブレない服作りで根強い人気を博す老舗ブランド『TUBE』代表にして、
一時期メンズビギのディレクターを務めたこともある、言わずと知れた日本メンズファッション界の重鎮かつ生き字引である。
もう一人の名は、栗野宏文氏。
セレクトショップの雄『ユナイテッドアローズ』でクリエイティブディレクション担当上級顧問を務める傍ら、
政治経済からアートまで
あらゆる分野から国内外情勢を読み取り、
そこからファッションに斬り込む、
稀有なファッションジャーナリストでもある。
お二方に共通しているのは、
とにかく桁違いにオシャレであること。
トラディショナルな服がベースにあること。
服をグローバルな視点で見ていること。
優れた目利きであること…
あれっ、
本題は何だったっけ?
そうそう、
《ホワイトハウス・コックス》だった。
今日はもういいや…⁉
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この話、PART いくつ❓まで続くか分からないので、とりあえず今日はこの一曲!
「ロジャー・ウォーターズ」
゛What God Wants PART 1゛
ジェフ・ベックのギターがキレキレ!
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メンズビギ マルイシティ横浜店 GMより
メンズビギ公式HPはコチラ❗