゛Gentlemen's Coffee house゛
2016 A/Wのメンズビギのテーマである。
今回の展示会では、このテーマの発案者であるデザイナーの○賀さん本人に、
どこからインスピレーションを得たのか?
詳しく聞いてみた。
マンツーマンで
一通り商品の説明をして頂いた後、
このテーマに至った経緯について
尋ねてみると、
彼は一瞬虚を突かれたような表情をした。
そりゃそうだろう。
私のような変わり者じゃないと、
そこに突っ込む人はいないだろうし。
でも彼は丁寧に答えてくれた。
彼は、コーヒーとお酒が大好きである。
(お酒は医者から制限されているらしい…
あ、余計なこと書いちゃった!)
ある時、コーヒーを飲みながら
秋冬企画の構想を練っている時、
ふと、イギリスとコーヒーの関係性に興味を持ったという。
私もそうだが、一般的にイギリスと言えば、紅茶のイメージが強い。
そこで、イギリスとコーヒーの歴史について調べてみると面白い事が分かったそうだ。
実はイギリスでは、
コーヒーの方が古くから飲まれており、
17世紀からコーヒーハウスは
活気ある社交場として栄えていた。
(ティーハウスは18世紀)
今のカフェとは違って、
限られた男性のみが集まって、
政治やアート、文学などについて
議論したり情報交換したりする場所だったそう。
これが、イギリスに今も多く存在する
゛Gentlemen's club゛のもととなったそうである。

知ってました?
紅茶で有名な「TWININGS」も創業時は
コーヒーハウスだったって。
こうした経緯を辿って、
デザイナーの○賀さんは、
2016 A/W のメンズビギでは、
社交場に集まっていた英国紳士を
イメージソースに、
現代の「着心地の良い服」を
展開することにしたそうである。
そして、ここ数年続いてきた
トレンドカラーのネイビーに、
ブラウンやベージュを
取り入れることにより、
今年らしさを表現したのである。
ブラウンとベージュ。
もうお分かりだろう。
まさに、コーヒーとカフェオレの
カラーである。

遊び心とヒネリが効いている。
さすがです、西賀さん❗
(あ、伏せ字が取れちゃった!
ま、いいか…)
この続き、まだあるのだ…
えっ⁉
メンズビギ マルイシティ横浜店 GMより
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