落語で繋がる縁 | メンズビギ マルイシティ横浜店 GM(ゼネラルマネージャー)の極私的ブログ

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もう少しで終わりが見えてきた。

何が?って、ゴールデンウィークが。

休めないのはイヤだけど、
連日顧客の方が必ず数名は
ご来店されるので感謝している。

一見のお客様にも公平に接しつつ、
時間が許せばお互いの趣味の話なんかも
するのだが、そういう時間は楽しい。

先日来店されたN様とは、
お互い読書好きなので、
最近読んだ本の感想や
オススメの作家などの話を
よくするのだが、
どうやら大の落語好きでもあることが
判明した。

実は私も落語が好きなのだ。

そして、落語の話でひと盛り上がりし、
お帰りになろうとした時、
入れ替わりに顧客のW様が
来店されたのである。

実はこのW様も、大の落語好きなのだ。

一瞬だが、寄席に行くほどの落語好きが、メンズビギの店内に3人もいたことになる。
ちょっとした奇跡である。

二人のお客様に共通している点は、
カルチャー色の強い趣味を
複数持っていることである。
そして話が面白いこと。
さらに、30代の既婚者という点も。

3人で寄席に行った後、
蕎麦屋で酒を呑みながら、
今日の演目について語り合うシーンを、
思わず妄想してしまう。
楽しいかも…。

私は、本格的な落語通というわけではないが、大人になってからその魅力に気付いたクチである。

笑いあり涙あり、人間の弱い部分を
ユーモアたっぷりに描いているから、
落語は心の底から共感できるのである。

私の好きな咄家は、なんと言っても五代目
古今亭 志ん生である。
今は亡き昭和の大名人だ。


博打、酒、貧乏、夜逃げ…
伝説のエピソードには事欠かない。
落語の登場人物そのものである。

破天荒で天真爛漫なイメージが強いが、
こと落語に関しては、稽古の積み重ねで練り上げられた緻密な芸である。

一時期、落語を諦めて講談師に弟子入りしたが、そのために落語の世界に戻ってからも長く不遇の時代が続いた。

また、終戦後2年経って命からがら満州から引き揚げきたのが57歳。
それから一気に芸と人気に勢いがついていったのである。

上手い咄家は他にもいる。
息子の志ん朝なんかは、
親父よりも上手いし。

しかし、五代目志ん生の声には、
なんとも言えない愛嬌がある。
生粋の江戸っ子口調は、
何喋ってるのか分からない時もあるが、
なぜか可愛いらしさと品があるのだ。

私の好きな演目はたくさんあるけど、
一つ挙げるなら、
やっぱり「火焔太鼓」かな。


ところで、普段私が肌身離さず持ち歩く
デジタルオーディオプレーヤーには、
膨大なロックの曲と共に、
落語が入っている。

いつだったか、前日にダウンロードした
落語を、朝の通勤電車で聴いていた。

それは、桂 枝雀の「貧乏神」である。


いつものように混雑した、
湘南新宿ライン。

私は、池袋から新宿までの間、
必死で笑いを堪えた…つもりだったが、
何度か声を漏らしていたようだ。

さぞや不気味だったのであろう。

気が付くと、新宿に着く頃には私の周りだけ微妙なスペースが空いていたのである。


気をつけた方がいい❗
満員電車で、枝雀は危険だ❗



メンズビギ  マルイシティ横浜店  GMより

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追伸❗

ちなみに、私の妻が好きな落語家は、
柳家 さん喬。人情噺に定評がある咄家だ。
お気に入りの演目は「芝浜」。
さすが心理セラピストである。

さて、
その心理セラピストの妻が
パーソナリティーを務める、
インターネットラジオ番組、

《ラジオdeセラピー ゛魔法の手紙゛》
Vol,3 が配信中です❗

今回はゲストなしで、
たった一人の収録(よく出来るな)だったそうだが、上手くいったようだ。
毎回、ホントに感動させられる。

身内贔屓かどうかは、
聴いてからのお楽しみなのだ。

ご興味ある方はコチラから❗
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