先月、とても久しぶりに田舎の栃木に帰りました。
中学時代の友達に会うためにです。
久しぶりの友達との再会で、昔話に花を咲かせました。
そして、会も終盤になってきた頃
僕が入っていた、児童養護施設の話になりました。
正確には、施設を出たあと
みんなはどうなったのか?という話です。
聞いてショックでした。
アイツは結婚して家買ったよ、とか
アイツは仕事を頑張って出世しているよ、などの
良いニュースはとても少なく、
アイツは傷害で逮捕されたとか、
アイツは周りに散々借金して蒸発したとか、
アイツは40歳近くでまだ無職だとか、
アイツはヤクザになったとか、
アイツは変死体で発見されて、新聞に出ていたとか。
なんとも悲しい話ばかり。
同じ施設に入っていた仲間のほとんどは
お世辞にも、良いとは思えない人生を送っているのです。
これは単純に
「その人、個人の問題」
とは思えません。
少なからず環境も影響を及ぼしていると思います。
「社会に出るということ」
「一人で生きていくということ」
これって本当に大変だと思います。
なにが大変かというと、
「相談できる人がいない」
これがまずあると思います。
「コミュニケーションが上手く取れず、輪に溶け込めない」
そんな人もいると思います。
普通の家庭であれば、
最終的には親に頼ることができます。
仲の良い親子であれば相談もできます。
分からないことは教えてもらうこともできます。
しかし、施設に入っている人は
大半が家庭に事情があります。
施設にもよるのかもしれませんが、
僕がいた施設は退所したら、基本的にほったらかし。
なんの連絡もしてきません。
まぁ・・・もともと僕は職員に嫌われてたし
僕も嫌いだったので、相談などするハズもありません。
施設出身者は、頼れる人は
普通の家庭で育った人より少ないと思います。
「当たり前のこと」
が当たり前ではないのが施設出身者だと思います。
今は自立支援のサービスなどあるようですが、
もしかしたら当時もあったのかもしれませんが
僕達は、まずその存在を知りませんし
それを知る術もありません。
それを伝えてくれる人もいません。
当然です。誰にも相談していないのですから。
僕は追い詰められた時や
悩んだ時にいつも思っていたのは
「誰でもいいから話を聞いてほしい・・・」 でした。
僕だけに限らず、施設を出た人は皆そうかもしれませんね。
人によっては、その内ヤケクソになって
「もう・・・どうでもいいや・・・。」
になってしまうかもしれません。
そんな時に手を差し伸べる人が、どんな人なのか?
これによって、その人の今後が決まると思います。
「居場所」は絶対に必要です。
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