虐待を受けて育った人のブログ -18ページ目

虐待を受けて育った人のブログ

僕は父と継母に虐待を10年以上受け続けて育ちました。児童相談所や児童養護施設を経て社会に出てからも葛藤の連続でした。そんな僕の過去と現在について書いています。

先月、とても久しぶりに田舎の栃木に帰りました。
中学時代の友達に会うためにです。
久しぶりの友達との再会で、昔話に花を咲かせました。
そして、会も終盤になってきた頃
僕が入っていた、児童養護施設の話になりました。

正確には、施設を出たあと
みんなはどうなったのか?という話です。
聞いてショックでした。

アイツは結婚して家買ったよ、とか
アイツは仕事を頑張って出世しているよ、などの
良いニュースはとても少なく、

アイツは傷害で逮捕されたとか、
アイツは周りに散々借金して蒸発したとか、
アイツは40歳近くでまだ無職だとか、
アイツはヤクザになったとか、
アイツは変死体で発見されて、新聞に出ていたとか。

なんとも悲しい話ばかり。
同じ施設に入っていた仲間のほとんどは
お世辞にも、良いとは思えない人生を送っているのです。

これは単純に
「その人、個人の問題」
とは思えません。
少なからず環境も影響を及ぼしていると思います。

「社会に出るということ」
「一人で生きていくということ」

これって本当に大変だと思います。
なにが大変かというと、
「相談できる人がいない」
これがまずあると思います。

「コミュニケーションが上手く取れず、輪に溶け込めない」
そんな人もいると思います。

普通の家庭であれば、
最終的には親に頼ることができます。
仲の良い親子であれば相談もできます。
分からないことは教えてもらうこともできます。

しかし、施設に入っている人は
大半が家庭に事情があります。
施設にもよるのかもしれませんが、
僕がいた施設は退所したら、基本的にほったらかし。
なんの連絡もしてきません。
まぁ・・・もともと僕は職員に嫌われてたし
僕も嫌いだったので、相談などするハズもありません。

施設出身者は、頼れる人は
普通の家庭で育った人より少ないと思います。
「当たり前のこと」
が当たり前ではないのが施設出身者だと思います。

今は自立支援のサービスなどあるようですが、
もしかしたら当時もあったのかもしれませんが
僕達は、まずその存在を知りませんし
それを知る術もありません。
それを伝えてくれる人もいません。
当然です。誰にも相談していないのですから。

僕は追い詰められた時や
悩んだ時にいつも思っていたのは
「誰でもいいから話を聞いてほしい・・・」 でした。
僕だけに限らず、施設を出た人は皆そうかもしれませんね。
人によっては、その内ヤケクソになって

「もう・・・どうでもいいや・・・。」

になってしまうかもしれません。
そんな時に手を差し伸べる人が、どんな人なのか?
これによって、その人の今後が決まると思います。

「居場所」は絶対に必要です。

 

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AFSとは、「Action For Smile」
笑顔のための行動という意味です。
 
僕は虐待問題に取り組みたいと思っているのですが、
「最終的にどうなることを願っているのか?」
これについて考えてみたら、
シンプルに笑顔を増やしたいと思ったのです。
作り笑いではなく、心の底からの笑顔。
嘘、偽りのない笑顔です。
 
子供たちが笑顔になれるような活動をしていくことで
その子供がやがて大人になり、仮に結婚をして家族をもったとします。
笑顔が、個人から夫婦、夫婦から家族へと広がっていきます。
 
当たり前ですが、
個人の集合体が夫婦であり家族であり地域、国となっていくのですから。
そして最終的には円満な夫婦、そして笑顔の絶えない家庭を増やしていくことが
結果的に虐待を減らしていくことにもつながるのではないかと思っています。
 
その為には、個人個人に対してどんなことをしていけるのか?
これについて考え、
そして行動していかなければなりません。
 
Action For Smileはそんな笑顔のための行動、取り組みをしていく
そんな団体にしてきたいと思っています。


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【AFS イベント情報】
 
・2月2日&2月9日(二部構成)
自分の過去から未来へのヒントを見つける。初めての自歴書作成講座
 
・2月16日 未来ミーティング ~児童虐待について話し合おう~
 
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数ヶ月前から、MHD男塾
「自分史作成講座」
という講座の講師をやらせてもらってます。

自分史とは、名前の通りで
自分自身の歴史(過去)を書き出した物です。
「現在」というのは、過去からの流れの延長線上にあることです。
また、過去の体験や経験の積み重ねの結果でもあります。

僕は、過去というのは良いこと悪いこと含めて
自身に蓄積された財産だと思っています。

しかも唯一無二の完全オリジナルです。

当然ですが、まったく同じ過去をもった人など存在しません。
そんな自分自身の人生から、過去の経験や思ったことを冷静に振り返り
これからの生き方につなげていきませんか?

それが講座の目的となっています。
虐待を受けてきた過去も、今となれば貴重な経験だと思っています。

だからこそ、そんな貴重な経験を生かしてなにかをしていきたい。
自分史を作成し、過去を振り返ることで僕はそう思えるようになりました。

今年から、自分史作成講座は
「自歴書作成講座」という名前で外部講座としても行っていきます。

自分にとって本当にやりたい事は
意外にも、過去にヒントが隠されているかもしれない。
講座を通じてそういったことをお伝えしていきたいと思っています。


→自歴書作成講座

 

 

1978年9月
栃木県宇都宮市で生まれました。その
2年後に弟の隆(たかし)が生まれました。
 

父は衣類関係を扱う会社を経営していたそうです。

もともと商才はある人だったそうで事業はとても順調でしたが、金遣いが荒く

お金絡みのトラブルが多かったようで、母としばしば口論になることがあったそうです。

やがて払うお金がなくなってしまい借金。

取り立てが毎日来るようになり、挙句の果てには母の職場にまで来て

恫喝や嫌がらせをされていたそうです。

 

我慢の限界を超えた母はある日、僕たち兄弟を連れて家を出ました。

僕が4歳ころの出来事でした。

 

 

→このブログを書いている人についてはこちらです

 

橋本隆生の「隆生(りゅうせい)」 という名前は活動名なのですが、

とても思い入れがある名前なのです。

亡くなった弟は「たかし」という名前でした。
弟について書いた記事はこちらです

たった3年であっけなく生涯を終えたたかし。
一方で、死にそうになりながらも今こうして生きている僕。

これまでの人生を振り返ると、本当によく生きてきたなと思います。

親から殴られまくって死にそうなことはありましたが、

それ以外にも命の危険を感じた経験ってたくさんあったんです。実は。

 

それで、ある日思いました。

”生きてこれた、ではなく生かされてきたのかも…”って。

生かされた?では誰によって生かされたの?

すぐに亡くなった弟である”たかし”が浮かびました。

僕は更に考えました。

”なぜたかしは僕を生かしてきたのか?”と。

その理由は比較的すぐに分かりました。

それは、"これ以上虐待で命を落とす子が少しでも減るよう、

虐待経験を生かしてなにができるかを考えて欲しい"

それが”たかし”からのメッセージであり託されていることだと思いました。


「たかし」の生涯を胸に刻んで、「生」きていく。
「たかし」の想いと共に、「生」きていく。

僕の本名の漢字と同じ読み方をする ”隆(りゅう)” という字は

”たかし” と読むことができます。

その”隆”という漢字に、生きるの”生”という漢字。

 

”隆の想いと共にこれからを生きていく。”

そんな想いを込めてつけた名前が 橋本隆生という名前です。

 

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