講演会の際に沢山のご質問をいただくのですが、内容によっては他の方も知りたいことかもしれないのでこちらで共有させていただきます。虐待を受けた人についてを知りたい方の参考になれば幸いです。
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【質問】
私は、児童相談所の仕事に興味があるので、まとめで聞いたことを大切にしつつ、自分自身でも何を大切にしていく必要があるか考えていきたいです。子どもに虐待をしてしまわないか不安はあるか?(社会事業大学の生徒 さん)
【回答】
何を大切にしていく必要があるか?とのことですが、これは「自分の体調と心の声」かなと思います。児童相談所では色々と辛い現実を見る可能性もあるので、ご自身のメンタルケアやストレス発散は大切だと思います。子どもに虐待をしてしまわないか不安はあるか?とのことですが、これはありません。もともと反面教師で絶対に子どもに虐待をしない…とか父親のような親にはなりたいくないということは強く思っていたのですが、いざ子どもが生まれた13年前は「理性が働いている内は大丈夫だとしても、何かの拍子で無意識”に手をあげてしまわないだろうか…?」という不安はありました。虐待の連鎖という言葉も世間でよく言われていましたし、やっぱりされてきたことをそのまましてしまうのが心理なのでは…?と不安になる時期もありました。でも、ある日「”普通の家庭”に憧れが自分が子どもの頃にして欲しかったことをそのまましてあげよう。」という考え方になり随分と気持ちが楽になりました。更に、子育て本は色々読みました。怒ることについての本も読みました。なので、自分が子どもの頃を振り返りつつ、本を読んで知識をアップデートしてきたので虐待をしてしまう不安は今は全くありません。
【質問】
介護のお仕事を選んだきっかけや理由など、差し支えなければ教えてください。(こども家庭庁の職員 さん)
【回答】
介護業界は10年前に入りましたが、介護系の資格を取ったのは19歳の頃でした。動機は「人に感謝される仕事をしたい」と思ったからです。今思うと、家に居る時に「死ね」とか「なんで生きているの?」などと言われ続けていたので、潜在的に「誰かに必要とされたい」と思ったのかもしれません。だから人に感謝される仕事をしたいと思ったのかなと。
【質問】
「見方を変える」「捉え方を変える」ことはとても大切なキーワードと思いました。当事者となる(親となる)以外で、何か工夫されていることがあれば教えてください。(こども家庭庁の職員 さん)
【回答】
”色々なことを客観的に見てみる”ということを意識しています。例えば10年以上前に自分史年表を作成したのですが、その自分史を見ながら更に思ったことを追記しながら客観的に自分を振り返ったり、虐待関連の本を読んだり、ドキュメンタリー番組を観た上で、これまでの人生についてや自分の父親、母親について考えてみたり、心理学の本を読んで自分のこれまでを振り返ってみたりもします。
【質問】
私自身、母親による虐待を幼少期に受けており、今でも他者を信用できずにいたり周囲と比べて劣等感が強かったりと影響が残っているのを感じることがあります。それ故か自分が結婚したり家庭を持つということが考えられず想像もできないのですが、橋本さんが奥さまと結婚するに至った際の心境や決め手はどうだったのでしょうか?(社会事業大学の生徒 さん)
【回答】
「この人とずっと一緒に居たいと素直に思ったから」が私が結婚するに至った際の心境や決め手です。こんなことを言うのもあれですが…正直あまり細かいことを考えなかったです。友達が徐々に結婚しだすことで、これまで自分の中になかった”結婚する”という選択肢が出てきた。そして現在の妻と出会った。そして冒頭の事を思った。そんな流れですね。他者を信用できずにいたり劣等感が強かったり…これ私も全く同じでした。これを抱えながら社会に出て生きていくのは結構疲れるかもしれません。なにか吐き出したい思いとかあったら私で良ければ遠慮せず言ってくださいね。
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