↑こちらは、発達障がいに関して私が思っていることを書いた記事です!
特に「発達障がい当事者」の方が以下の私の記事を読んでくださる場合は、必ず↑こちらの記事も読んでいただくようお願いいたします。
うちの夫は、ASD受動型+ADHD不注意優勢型です。
限りなくグレーに近いけど、病院にて診断済みで
精神障がい者福祉手帳を持っていて、コンサータを服用しています。
うちの夫について書いた過去記事は↑こちら
私は夫が好きではありません。
嫌いかと聞かれると、うーん、嫌いに近いかもしれませんね笑
うちの夫の嫌いなところは…
①不注意と失敗が多く、他人に迷惑をかけまくっているところ
②世間知らずで、生活する上で頼りにならないところ
③些細なことですぐムッとしてキレるところ
④家では過剰にヌボーッとしているところ
⑤何事も私任せにしていて受け身で、指示がないと何もしないところ
⑥自分の失敗は全て人や物のせいにするところ
⑦身なりを気にせず不潔なところ
です。
考えたらまだ出てくるけどパッと出てくるのはこの6つ…
こうやって書いてみると…私めちゃくちゃ夫のこと嫌ってるな!笑
でも仕方ありませんね、本当のことなので
夫の話をすると、
「なんでこんな人間と結婚したんだ?結婚前に見抜けなかったお前が悪いのでは?」と言ってくる人が必ずいますが…
発達障がいは外モードの時はある程度隠すことができるので、一緒に生活しないと内モードがあることに気がつけないし、
妊娠出産や子育て、引っ越しや転職など、結婚生活の段階が上がったり環境が変わることで特性が顕著にあらわれてくるので、
昔はこんなヤツじゃなかった…のです笑
頼りないなーとか、ミス多いなーとかは結婚前から思ってましたけどね。
でも誰に相談しても「男ってそんなものだよ!」「子どもができたら変わるよ!」って皆に言われたし、20代の若かりし私もそう思ってたんです……
ASDやADHDが障がいとなっているパートナーを持つ人は、
ほとんど皆私と同じようなことで悩んでいるんだろうな…と思います。
もちろん、ASDやADHDがあっても障がいとなっていない人もいるし、
パートナーと互いに支え合って、上手く生活している家庭もあると思います!
でも、残念ながらうちは違います。
金銭面以外では支え合えていません。
私はこの生活を「賽の河原」と呼んでいます
私の大切にしているものや、努力して培ったものを
夫が失敗したり壊したりしていくのです。
毎日です。
少なくとも1日に5回は何かやらかしてきます。
一つ積んでは壊されて
また積んでも壊されて…
永遠に壊され続けるのです!笑
逆に、夫の良いところは
①指示がないとできないが、言われればムッとしながらもとりあえずやるところ
(ただし半分は失敗するし、失敗したら「お前がやれって言ったから!」と私のせいにしてくる)
②嘘がつけないところ
(保身の嘘はよくつくけど顔に嘘って書いてあるから分かる)
③家族を大切にしようとは思っているところ
④絶対に浮気をしないところ
気分が良い時の数時間は、すっごい饒舌で明るくて、子どもにも優しい時も、ごくごく稀にあります。
(でもその後、反動でめっちゃ無口になってイライラして魂も抜けていくんですけどね…)
良いところより嫌いなところのが圧倒的に多いので、
本気で離婚も考えたこともあります。
もしかしたら今後離婚するかもしれませんしね。
一時期は、十円ハゲができ重度の過敏性腸症候群になった私のカサンドラ症候群ですが、
最近は少し落ち着いてきました
発達障がいを認めさせるまで(通院につなげるまで)の説得に1年!
通院すること4年!
長かったけど
夫は最近やっと、少しずつですが変わってきました。
今までは自分のミスは全て人や物のせいにしてきたけど、
発達障がいの診断後から「自分のせいかもしれない」と認めることがちょこちょこ増えてきました。
自分の障がいを認めたことで、
「家族や他人に迷惑をかけている」
「家族を嫌な気持ちにさせている」
と分かり始めたみたいです。
「でもどうしたらいいか分からない」が口癖だから、改善しようとかは全く考えてないけども笑
昔は断固として自分のミスを認めず、怒って人のせいにしてきたので…
それが少し変わっただけでも、一緒に生活しやすくなりました。
それに、最近夫は家族とコミュニケーションをとろうと気をつけ始めたようです。
今までは、家に帰ったら完全に自分の世界に入ってしまって内モード全開になり、
小さなことですぐムッとして怒るくせに、子どもや私が何を言ってもほぼ無視状態で、死んだ目をしてヌボーッとしてました。笑
通院し始めて、それって普通じゃないと分かったみたいです。
でも、失敗は多いわ、物は壊すわ、指示がないと何もしないわ何もできないわで
うちは賽の河原のままなので…
モヤモヤすることは山盛りで、もうお腹いっぱいですけどね
さっきもちらっと話しましたが、
私と同じようにカサンドラ症候群になって、悩んでいる人はいっぱいいると思います。
賽の河原どころか、もっと大変な地獄に住んでいる人もいると思います…
ASDやADHDが障がいとなっているパートナーを持つ人は、
パートナーにブチ切れたり家出してもいいので
とにかく我慢しないことが大切だと思います。
我慢を積みに積み上げて、カサンドラ症候群になって、体の健康にすら異常をきたしてしまうので。
私がカサンドラ脱却のために取り組んだことが4つがあるので、
今日はそれを書きたいと思って、ブログを書いたのでした!
言いたいことが多すぎて、前置きが長くなってしまいましたね笑
![アセアセ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/100.png)
【カサンドラ症候群を楽にするためには】
①パートナーに病院に行ってもらう
診断してもらうと、
「やっぱりそうだったんだ!」
「だからこんなに大変だったんだ!」
と納得できて、自分の心が少し軽くなります。
でも、病院は二次障害が出ないように患者を庇うのが仕事なので
「俺がうまくできないのは特性だから仕方ないんだ!」と開き直って、逆に努力を怠ったりもします
しかし、それでも「本人に自分の特性を知ってもらう」ことは大切だと思います。
病院に行ってもらうまでの説得はなかなか大変です。
私は1年かかりました。
「発達障がいではないか」とパートナーに伝えると怒る場合が多いので、
鬱とか適応障害じゃないか?と言って、体が心配だから…と初診にかかるよう促し、
発達障がいも診断できる病院に一緒に行くのが良いかと思います。
ASDやADHDの人って白黒思想の人が多いので、家族の言うことは聞かないけど
医者の言うことは盲目的に信じる、っていうパターンの人も案外多い気がします
ASDに薬はありませんが、ADHDは薬があるので
ADHD傾向のある人には通院してもらうと良いかもしれないですね。
うちの夫もコンサータを飲み始めてからは、仕事中居眠りして「どうしたらアイツを居眠りさせないようにできるか」という会議にかけられることがなくなりましたよ笑!!
精神障がい者福祉手帳を交付してもらうと色々とメリットもあります。
税金が安くなったり、レジャー費が安くなるので、
夫と生活しててラッキーって思えますよ!
(アンラッキーの方が圧倒的に多いという話は今は置いておきます)
②イライラしたらメモする
私は、夫に腹が立つことがあるとiPhoneのリマインダーにメモをしています。
メモしているうちに、私が夫にイラつく時は3パターンあるなと気づいて、
それからは、以下の3つにカテゴリ分けしてメモするようにしました。
・危険なことやお金の損失が出たこと
・コミュニケーション面で腹が立ったこと
・夫の失敗によって私や家族が尻拭いをしたこと
メモするだけでイライラをちょっと消化できるし
カテゴリ分けしてみると、自分がパートナーのどんなところに腹が立つのかが分かります。
また、メモを取り始めたことで
危険なことは感情的に叱ってしまっても仕方ないけど、コミュニケーション面ではイラついても指摘せずに諦めた方がいいな
と気づくこともできました。
ASDの人は、言葉ではなく文章で伝えた方が効果的であることが多いので
イラつきメモを分析して、夫に伝えるべきことを整理してからLINEで伝えたりもしています。
感情的な言葉を羅列した文章はASDのある人には理解できないため、
箇条書きにしたりポイントを絞ってまとめたり根拠を明確にする必要があるので、メモは文章を整理する時にも役立ちます。
イライラ消化という点では、
SNSで、直接の知り合いのいない秘密のアカウントを作って愚痴って発散しても良いと思います!
私もいっぱいイライラメモが溜まっているのですが
「いつか漫画形式で公開したいな…」とずっと思ってて!
なかなか忙しくてできていませんが、ぜひブログに書きたいと思っています
同じ悩みを持つ人には、わかるーと共感してストレス発散してほしいし、
知らない人には、これはやばいな!と笑ってほしいです
私の場合、誰かに話を聞いてもらって、何それウケるー!って笑ってもらえると心が軽くなるみたいです。
③他の趣味を持つ、仕事に没頭する
パートナーのことを考えなくて済むように
自分が好きな趣味にのめり込んだり、仕事に没頭したりして
パートナーと顔を合わせる時間を物理的に減らすと良いと思います。
私は今子育て中なので外に出て仕事には行けないし、趣味の時間はなかなか取れないのですが…
楽しいことを計画するだけでもちょっと元気になれます
発達障がいが治ることはないので、夫の特性と向き合っていると堂々巡りになって、非常に疲れます。
なので、夫に向き合わないように工夫した方が楽だなと思うようになりました。
④自分のせいだと思わない
これは前回の記事でも書いたことなのですが…
カサンドラの人達(アダルトチルドレンの傾向がある人は特に)は、
パートナーの失敗やミスを「自分のせいだ」と思いがちではないですか?
パートナーの失敗やミスを、他人や子どもに対して「申し訳ない」と思いがちではないですか?
それをやめることがカサンドラ脱却には必須だと私は思います。
「夫はいつも失敗するって分かってるのに、ダブルチェックしなかった私が悪いんだ…」
「そもそも夫に任せた自分が悪いんだ、私が怠けないで全部やればよかったんだ…」
なんて私もよく考えて悶々としたし、
今もそうやって考えてしまいがちです。
自分のせいだと落ち込んだ時こそ、冷静に考えてみてください。
失敗したのはパートナーの方です。
うちも、失敗するのは大体夫です。
間違いなく、悪いのは夫です。笑
パートナーにはらわたが煮え繰り返るくらい腹が立って罵りまくることもあると思います。
積んでも積んでも壊され続けていく地獄の中で、爆発しない方がおかしいです。
爆発しないのは、宇宙の如く心が広い人か、何にも考えてない人だけです。
なので、爆発してパートナーを傷つけたとしてもそれは仕方のないことなので
自分が悪いと思わないようにした方がいいと思います。
パートナーに爆発しちゃうと自己嫌悪に陥る人は、ムカつきが限界に達そうになったらすぐに家出することをお勧めします!
今、私と同じようなことで悩んでるカサンドラ症候群の人達皆が、
今よりももう少し楽に生きれたらなあ…
と心から願っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました
以下は余談です!
一緒に生活する上で何のメリットもなく、一緒にいると心を蝕まれていくような相手がパートナーなら
早々に見切りをつけて離婚した方が良いと思います。
これは体験談なのでソースや根拠はないんですけど…
ASDやADHD傾向のある人が認知症になると、
世話する立場の人達はかなり手こずると思います。
そして、早い段階で(かつ重い)認知症になる傾向もありそうだと思います。
これは夫の精神科の主治医も言ってました。根拠がないので医者としてはっきりとは言えないけど、認知症との関連性は否めない部分があると言っていました。
実際に、夫の義父(夫よりもさらにASDとADHD傾向あり)も、70歳で
脳の血流が悪くなるという原因不明の認知症になりました。
「CT撮ったら前頭葉が真っ黒になってた…」と義母が言ってました。
現在義父は77歳ですが、要介護マックス状態です。
体は健康だけど、もちろんオムツだし、歩けないし、しゃべりません。
長年連れ添うとこんなこともあり得るので…
早めに見切りをつけた方が良いパターンもあるかと思います。