SBGA469の特徴は、文字盤が勝色という縁起の良いカラーリングをしていることだけじゃなくて、岩壁をイメージしたという独特の模様が施されていることにもあります。
この岩壁のパターンは、黒に近い藍色(勝色)に隠されて、いつもはよく分かりませんが、光の当たり方によっては浮き出て、心の癒しになっています。
ある時は岩壁というより大洋の水面のように。
そして、またある時は鉱物の表面のように。
むかしから、グランドセイコーは光の使い方が上手で、光の当たり方によって表情が変わる文字盤を作るのが上手だったけれど、最近も、白樺とか雲海文字盤を出すなど、前衛的な試みを続けて技術的に独特な進歩を続けています。
たくさん文字盤の種類が出ているので、一通りそろえるなんてとても無理。ですが、特に気に入った文字盤で、どうしてもってなったんだから、仕方ありません。
グランドセイコーだから実物を見ずにオンラインで買っても後悔はしないであろうと思われましたが、期待を裏切らない、見事な一本だと思いました。