やっと冷凍餃子を納得のゆくレベルで焼くことに成功しました。
使ったのは、全国に200店舗くらい展開している雪松の餃子です。野菜系の餡と、もちもちの薄皮が特徴で人気があります。以前に食べて、とても美味しかったのでリピートしました。
あらかじめお断りしておきますが、とくに目新しい内容があるわけではありません。下の写真は雪松餃子のパッケージに書いてある「おいしい餃子の作り方」で、この通りにやれば誰でもそれなりに上手に焼けるわけです。
しかし、こだわりをもって焼きたい場合は、まだまだ遵守べきことがらがあるのです。
まず、私みたいなシロウトは、焦げ付きにくいようにコーティングが施されたフライパンを使いましょう。
あと、フライパンにひく油は多すぎないようにするのがコツです。パリッと焼きあがる気がしてたくさん入れると、油っぽい出来上がりになって逆効果でした。ちなみに私は風味を強くしたいのでゴマ油を使っています。
焼く前に注ぐのはやはり、熱湯がいいです。水でもできるのですが、熱湯を凍った餃子にかけることで、餃子の皮についている余分な粉が洗い流されるのか、焼きあがりの皮の美しさが増す気がします。しっかり中まで熱を通したいので餃子の半分くらいの高さまでかぶるように、熱湯は割と多めに入れます。
ふたを閉め、雪松餃子のレシピには中火とありますが、私の場合は強火で加熱していきます。餃子を甘やかしてはいけない気がするからです。水分が残っている間は蒸されている状態なので、焦げたりしません。
水っ気が飛んで少なくなってきてからが勝負所です。
中火にして、耳を澄ませます。
だんだんと餃子の声が大きくなってきたかな、と、思ったら、
だるまさんが転んだ、だるまさんが転んだ、だるまさんが転んだっ!、と、3回くらい心の中で唱え、すぐに火を止めたくなる気持ちをグッと我慢してこらえます。
そして、お皿を逆さにしてフライパンの中にいる餃子の上にかぶせるように落とし、ひっくり返してお皿に餃子を載せます。フライ返しで餃子を取り出すのは、せっかくきれいに並んだ餃子の配置が崩れるし、フライパンの表面や餃子を傷つけるかもしれないのでお勧めしません。
この上品な焼き色を見よ。
会心の出来栄えでした。食べると、パリパリとモチモチを両立した皮の食感が絶妙でした。そして餡はジューシーで味わい深いのです。
熱湯を餃子にかけたときに流れでた粉は餃子の羽に姿を変えます。焼く前に小麦粉や片栗粉を加えることで増やせそうですね。
誰でも簡単に焼ける餃子がうまくできたからと言って、自慢気に記事にしてしまうのもおかしな話なんですが、勘弁してください。ただただ、私はうれしかったのです。
今回で自信が確信に変わった気がしており、これからは迷いなく餃子を焼くことができることでしょう。
私は成長した。