腕時計遍歴108 また×4、四代目のすごいコレクション | はし3の独り言

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腕時計に自転車、高校理科の話題が多いブログです。日常で印象に残った出来事も取り上げます。時間があって、気が向いた時しか更新できていませんが、ご愛顧よろしくお願いします。

 前回の復刻キングセイコーがらみの記事には続きがあるんですが、今日、また×4、村松時計店四代目のすごいコレクションを拝見したため、それを書くどころではなくなりました。

 

 最近、私は状態の良いキングセイコーが欲しくなり、ヤフオクの森を物色するようになっていました。良さそうな個体もみつかりましたが、やはり、実物を見てから買うかどうか決めようと思い、夕方、ふらふらと村松時計店に向かったのです。

 

 村松時計店には、主に国産アンティークウオッチが入ったショーケースが常設されています。きっとキングセイコーも置いてあるに違いありません。見に行くべし。

 

 

↑中には国産アンティークがずらり 入れ替わりも早い

 

 店に入り、四代目と目が合うと、笑顔で迎えてくれました。どうも、このブログの四代目のコレクションの記事を読み、村松時計店に行ってくれた方が何人かいたようです。

 

 私は気に入ったお店があると記事にして、ささやかながら応援するようにしています。四代目は喜んでくれていたので、私もなんだか嬉しかったです。

 

 

 

 村松時計店は、国内外のアンティーク、ヴィンテージウオッチを多く取り揃えており、私のような時計好きは、こんな時計屋さんが近所にあることを幸せに思わねばなりません。特に国産アンティークウォッチに関して、他のショップではこのレベルはとうてい期待できないのです。

 

 さて、今回も、四代目は、新しく入手した自慢のコレクションを見せてくれました。

  

 

 こ、これは…。

 

 3週間前、四代目はエクスプローラーを買うつもりであることを宣言していましたが、ほんとうに買っていました。しかも1016サークルミラーでした。

 

 

 

 おっと、ブレスレットは、オイスター・リベット・アメリカンブレスだ。まさか実物を生で見れるとは。

 

 国産アンティークを見にお店に来たのに、いきなりぐぅの音も出ない展開です。普通はお目にかかることすらできない逸品です。

 

 

 1016エクスプローラーは1960年代に作られた時計です。当時はまだエクⅡが出ていなかったから、エクⅠとは呼ばないようです。Ref.6350、6610に次ぐ、シリーズ3代目のモデルになります。

 

 さらに、四代目は、すかさず、前回とは違うスピードマスターのミラーダイヤル(トロピカル・ギャラクシー)を1016の横に並べたので、もうどう反応していいか分かりませんでした。

 

 

 

 これはまた、なんと美しい。文字盤が、まさに満点の星空のよう。秋色コスモさん所蔵のシーマスターと経年変化の様子が似ていると思いました。もしかしたら同じモデルかもしれません。

 

 

 

 いやあ、スマホで撮影した写真でしかお見せできないのが残念です。実物の風合いは、こんなものではありません。

 

 

 

 この個体はすでに買い手が決まっているらしく、しかも、このブログを読んでくれている人と商談が成立しているとか。

 

 

 

 大物を2つも見せて頂いた後、やっと国産アンティークのショーケースに行き、キングセイコーを見せてもらいました。

 

 これはクロノメーターですなあ。なかなかシブい。どうしよう。

 

 値札を見ると、これはなかなかの値段であります。この頃、キングセイコーの相場も上がっている気がします。おそらく国産アンティーク時計の評価が全般的に上がってきているのでしょう。

 

 

 ↑いつもながら、四代目の革ベルトのチョイスは素晴らしいです。

 

 他にもショーケースには初代アルピニストがあったりして、目移りしてしまった私はキングセイコーの購入を見合わせました。アンティーク時計については、目の前で実物が並んでいるのに焦点を定めるのが難しい。ヤフオクで買いそびれ続けているのは、無理もないことだったのです。

 

 時間をかけて、これぞというターゲットを気持ちを長くして狙いましょう。

 

 

 

 最後に、村松時計店のレジの横に置かれた四代目のコレクションケースをご紹介しましょう。

 

 とんでもないものばかり収められています。みんな非売品なので値札が付いていません。

 

  

↑わかる人にはわかりますよね

 

 これまでガラス越しにしか見たことはなかったけれど、今回、四代目は、特別に扉を開けて中を見せてくれました。時計の同好として四代目に認められた気がしてうれしかったです。良いものを見せて頂き、ありがとうございました。