寝るぜ!、と、布団に入ったのに、「金属ブレスっていいよなあ。そういえば、レベルソにあったなあ。」、と、思いついてしまい、のこのこ起きて、消した電気を着け直し、ベルトの交換作業を始めました。
こんなことってないですか?
本当に、「あたしゃ、何をやってんだかなあ。」、と、思いました。レベルソの金属ベルトを取り付けるのは、とても面倒で気を使う作業だと知っていたし、別に、すぐやる必要があるかというと、ないのですから。
見てください、この米粒のようなフィット部分のコマを。やはりこれもライスブレスというのでしょうか。すぐにどこかに行ってしまいそうです。
自分で時計のベルト交換をしたことがある方なら、この写真を見れば、労の程が推測できるものと思われます。
上手にコマの向きがそろわなかったりして苦労しましたが、なんとか作業を終え、満足して寝ました。
いい年して、あほみたいな行動でしたが、交換してなかったら寝れなくなっていたかもしれないので、すぐに作業を始めたのは良かったと思いました。
レベルソには、黒か紺、または茶系の革ベルトを合わせるのが一般的です。当初は私も、「レベルソには革ベルトしかないだろ」、くらいの気持ちでいました。
しかし、私は金属ベルトがついたこのレベルソに出会ったとき、
「この金属ブレスレットもいつかは欲しくなってしまうんだろうな」、と、予感があったために、購入を決意したのです。
果たして、その通りの結果になりました。
金属ベルトだけ買うと、とんでもない金額になるので、正解だったと思います。革ベルトは沢山持っているし、なんとかなる。
このレベルソは、デュオ、ナイト&デイです。移り気な私にぴったり。
革ベルトの時にはスモセコのある、いわば表面しか使わなかったけれども、こうして金属ブレスしたときは、裏面の方がしっくりくるような気がしました。
ちなみにこちらの面にはGMT針がついていて、さりげなくジャガールクルトの技術の高さが垣間見えるようになっております。
いくら手巻きでハック機能がないといっても、この厚みで、ムーブメントが収まる空間はどこにあるのでしょう。
7連のコマはとてもタイトで、あまり遊びがありません。フニャフニャするとレベルソの個性に合わなくなるので、ある程度、かっちりしていた方が良いのでしょう。
すばらしい、うつくしい、満足しました。
最近、ヴィンテージウオッチのライスブレス仕様の時計に目が言って困ってましたが、これで我慢ができそうです。